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国民意識と朝日毎日の編集姿勢との乖離

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きのう配信されてきたタイトルを見て
興味があったので、中身を読んでみました。以下要旨抜粋。
「外国人に日本をホメさせて「日本は世界から尊敬されている!」と
自賛する日本礼賛本と並んで中国・韓国をけなす本が相変わらず並ぶ。
一定の需要があるのは「日本は他国よりすごい」という
大国意識、優越感に浸りたいという願望か。そんな社会の行き着く先はどこか」
っていうような問題提起であります。
そんなにおかしなポイントではないな、
精緻に国民意識は分析すべきだと思いつつ、しかし、
一方でまた思考停止型の「右傾化批判」だけなのかもしれないなと、
安倍首相がよく「レッテル貼り」と呼ぶメディアの姿勢そのままかもと。
そうだったらかなりの、それこそ「紋切り型」だなと思いつつ、
しかし毎日記者の知性がそこまで劣化していないことを期待して読んだ。
ジャーナリストとして事実の分析姿勢に於いてまさか、とは思ったのですが、
・・・みごとに裏切られました。
まことに紋切り型の「このままでは戦前回帰」告発調の論旨でした。

どうも違うんじゃないかと思います。
以前のような東西冷戦構造時代とは明確に情勢は変化している。
いま、中国の支配層・権力は、拡大した自国の経済的影響力を
共産党独裁国家支配者らしく、覇権拡大に向かって利用しようとしている。
この共産党独裁の「社会主義市場経済」国家が台頭している現実。
習近平は「中華民族の偉大な復興」を唱えて覇権拡大を目指している。
こういう未曾有の事態が進行しつつあり、世界的な危機も進行している。
その世界戦略の中で、アメリカとの間で「新型大国関係」を提起し、
ハワイ以西の太平洋を自国の覇権の及ぶ範囲とする戦略を取っている。
その大きな枠組みのなかで日本との関係があって、
韓国を自国の経済圏に取り込むことで反日の先兵として働かせている。
かれらにとって日本を仮想敵とすることが、この戦略にとって都合が良い。
こういう世界の基本的な情勢把握を多くのふつうの日本人は持ってきた。
こういったアジア情勢があって、では日本はどういう戦略を取れば良いか、
国家戦略的な部分に、ひとびとの意識は高まっているのだと思います。
それはごく当たり前の「民族的生存本能・認識」の発露でしょう。
そしてこういう国家戦略論をまったく顧慮しない既存メディアの影響力が
どんどんと薄れてきている。
朝日や毎日のように、日本国家の安保上の手足を縛る、
戦争反対がすべてだというのでは、中国の世界戦略に従属するしかなく、
それには多くの国民が納得しなくなってきている。
そんなことではそれこそ国益が毀損してしまうという危機感。
中韓国家支配層からの執拗な反日キャンペーン、動きに対して
朝日のようにウソまで書いてそれを主導するような日本メディアの現状、
それに対して多くの国民がふつうにおかしいと感じ始めている。
そうした民族的な正常な「揺り戻し」的な国民の動向に対しての
こうした既存メディア側からの告発・批判が
また戦争をしようとしているみたいなレッテル貼りの立場を固守している。
この記事を読んでみて、まことに絶望的と思わざるを得ませんでした。
これでは国と民の生存戦略をいっしょに探求する論議にはならない。
もうちょっと知性を働かせて欲しいと思う。

多くの国民は健全に、こうした国家同士の外交と
一般民衆レベルの交流とはまったく分けて考えていると思います。
国家指導者は別として、中国のひととも韓国の人とも
民の友好は大いに推進していくべきだと思います。
日本のように権力に反対の意見を言っても強権的に弾圧されない政体が
やはり平和の基礎なのだと思うのです。そういう価値感は
ふつうの民同士の交友がいちばん醸成につながっていくと思います。

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