さて、先週金曜日には表題のイベントも開催されました。
とくに慶応大学の伊香賀教授や、福岡女子大学の吉村教授の
建築と医学、両方の研究者からの報告発表は有意義でした。
高齢化社会は進展していますが、
同時に財政状況も深刻化している、これは両輪の出来事。
そういった状況の中で、社会全体として
問題解決には、コラボレーションが欠かせなくなってきている。
これまでのような縦割り社会では、
それぞれの立場の進化のためにどんどん財政支出が増えざるを得ない。
しかし国民が負担しうる財政にはおのずと限界がある。
それを食い止めるには、これまでのアプローチだけでは難しい。
なんといっても医療費はこのまま伸びていったら
絶対に国民負担は天井を突き抜けることは明白。
一方で国民の健康増進は不可欠な基本権でもある。
なんとか住宅の性能向上が、健康増進をサポートできれば、
こういったパラドックスの解決方策として意義が高い。
そんな問題意識もあって、
この動きには賛同している次第であります。
ということで、
この日のシンポジウム、パネル討論会に
当社スタッフ、って言ってもカミさんですが、参加いたしました。
以前にも一度、別の機会でパネル討論会の「司会」の大役を受けたことがあり
そのときの彼女の心労ぶりを知っているので
まさにハラハラだったのですが、
しかし、今回は一パネリストとしての参加なので、比較的に気軽。
なお、司会進行の上原さんにもよろしくお願いして
時間の関係で会場を後にした次第であります。
あとで聞いたら、無事、終えられたそうで、ひと安心。
なんでも、懇親会では写真の伊香賀先生も
奥さんの誕生日に当たっていたと言うことで、
今回の札幌出張には奥さんも同伴で来られたそうです(笑)。
医学の進歩も、住宅の性能向上も
なによりもそこに暮らす人間生活のシアワセを実現する手段。
そんな印象を抱いたシンポジウムでありました。
Posted on 10月 26th, 2014 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅取材&ウラ話
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