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バブルの廃墟

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先日、カミさんと小樽方面に行ってきたときに
ふと気付いて、あそこ見に行ってみようか、となった店舗。
小樽市張碓という岸壁に張り付くような地域に建っていた「ユーラシア」という店。
コンクリート打ち放しで、店内からは石狩湾を北に見晴らす眺望を
最大のウリにして、オシャレなお店として
デートコースになっていたという店舗。
開店当時は「商店建築」などの雑誌で大きく取り上げられ、
大変な話題になっていたのです。
その後、まったく噂を聞かなくなっていましたので、
どうなっているのかなぁ、と近くに来たついでに足を伸ばしてみたのです。
案の定、お店は閉鎖されていました。
コンクリート打ち放しの建物はまだ、全然しっかりしているし、
すぐにでも転用できそうな状態に見えます。
敷地や眺望条件にはゆとりもあり、
まぁ、なんとももったいない、っていう感じがしますね。
雑誌などで掲載された様子では、へぇ、こういうコンセプトで
札幌からも結構離れているのに、お客さんがたくさんきて、繁盛するものなのか?
っていうように「すごいなぁ」と感心していたのです。
しかしまぁ、やはり、話題になる=繁盛する、というようにはならない。
格好いいだけでは、永続的な存続には決して結びつかない。
あんまり調べてもいないので、どういう事情があったのかは
不明なのですが、商売がうまくいかなかったのは確かでしょうね。
でもしかし、周辺のみなさんにとっても
このような建築がそのまま放置されているというのは環境にとってマイナス。
しかし、店舗としての再活用にはやはりこういう「わざわざ」店はむずかしい。
どうしたらいいのか、なんとも言えませんけれど、
人ごとながら、なんとも無惨な思いが募ってくる光景ですね。
話題になった建築がうち捨てられていくというのは、やるせない思いがします。
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