バンクーバーって、札幌よりずっと北緯が高くって、カナダだしきっと寒いんだろなぁ、と思っていったら何のことはない、出発前東京で咲いていなかったサクラが満開で、あったかい街なんです。
聞いたら、メキシコからの暖流があがってくるんですね。で、沖合で寒流とぶつかるそうで、だから魚種も豊かで水産業も大きな産業になっているんだそうです。それに目を付けて、すしのケータリングで儲かっている日本人もいます。パーティなんかで出前寿司が人気あるんですね、ジャパニーズでヘルシーメニューなんだそうで。
一時期、関東以南で大騒ぎの「輸入住宅ブーム」がありましたが、そのころ大量に住宅屋さんがバンクーバーに押しかけて現地の建材を買い付けていったそうです。かれらはカナダは寒冷地という頭があるから、そこで流通している材料なら大丈夫、性能もいいのだろうと安易に考えて買い付けていったそうですが、バンクーバーは暖かい地域なのでチープでプアーな建材も結構出回っていて、そういうのを掴まされたんだそうです。
で、結果、安かろう悪かろうでクレームの山を抱えて、そうした住宅屋さんはぶっ倒れ、「輸入住宅はダメだ」なんて本末転倒の話になった、と聞きました。
写真は、バンクーバーの西、高級住宅が建ち並ぶウェストバンクーバーの「わかりやすい高級住宅」。規格的なツーバイフォーが多い中で珍しくアーキテクト風の住宅でした。
湾入りした海越しにバンクーバーの街が広がるロケーションに向かって建てられています。
っていうか、街全体がその方向にだけ住宅が集まっているのですね。ロケーションに応じて土地の値段が決まっていて、いい場所に建っている人ほどお金持ち、というわかりやすさです。 う〜む。
Posted on 10月 1st, 2005 by replanmin
Filed under: 海外住宅事情
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