昨年は最下位という屈辱に沈んだわが北海道日本ハムファイターズ。
その前の年には優勝していたので、浮沈の激しいチーム状況。
で、ここんところ、ダルビッシュが抜け、
田中賢介も消え、糸井選手を放出し、というようなことで、
戦力がやや低下してきていて、どうなるんかいなと心配。
そこに持ってきて、ベテランの稲葉選手がシーズン当初から不調で
いまは手術後のリハビリ中。さらに主軸の小谷野選手もケガでリタイヤ。
投手陣も、開幕投手の吉川君が不調のまま、現在ファームで精神的リハビリ。
主軸の武田勝投手も調子が上がらず、2軍調整。
その他、マスコミを賑わす斉藤佑樹投手も、背信投球で2軍。
・・・っていうような、惨憺たる状況なんであります。
どうも、戦力の大きな転換期にあるようで、
これまでの主軸が、がたついてきている。
ところが、現在交流戦真っ盛りのなか、
チームは四連勝中、貯金も4というパリーグ三位につけています。
きのうも、イライラするような拙攻続きで、
リードしつつも終盤あぶないな、と見ていたら
あにはからんや、最終回には主軸の中田クンの適時打が飛び出して
追いすがる中日を、完璧なリレーで押さえ込み。
なかなか、強いんであります。
試合ぶりも、五回盗塁を挑んで三回成功させる超攻撃的采配。
走れるメンバーが塁に出たら、即行かせている感じ。
監督の栗山さん、「徹底的に行く」って語っているようですが、
12球団一の若い戦力軍団、きのうの先発は24歳ちょっとの平均年齢
ということで、開き直って徹底しているようなんです。
これはいい。
若いんだから、考えてたってラチは開かない。
とにかくチームに走りまくらせるっていうのは、いい方針。
まさにイケイケドンドン軍団であります。
中軸の陽選手、中田選手でようやく25〜26歳。
それ以外は、本当に若々しい選手ばかり。
なので、無我夢中の無心さで戦っていくのがいちばん理にかなっている。
現状は、このスタイルがハマって来ているようなんです。
投手陣も、彗星のごとくに現れた上沢君が救世主になって
いまの日本球界1,2のオリックス金子投手に2度も投げ勝っている。
その上沢君の1歳年下の、二年目大谷君が5勝で続いている。
やっぱり大谷君、先日は160kmを記録していましたが
その超大物ぶりを発揮しはじめて来ている。
攻撃の方でも、絶好調で貢献してくれていましたが、
投げる方のスケールの大きさには、日本中惚れ惚れさせられる。
そう、ダルビッシュの再来を感じさせてくれつつある。
そのほか、新人の浦野くんがいい働きをしてくれている。
まぁ、その影には12球団屈指の救援陣の充実が大きい。
新加入の外人投手2人、クロッタ、カーターが力強い活躍。
先発の主軸になっているメンドーサと併せて
若いチームの「助っ人」として効果的に機能している。
そのほか、野手陣の若いメンバーが、後先考えず
無我夢中でボールに食らいついたり見放されたりを繰り返しているリズム感は
けっして悪くない感じであります。
とくに捕手で入団したのに、
攻撃の非凡さを見出されて突然3塁にコンバートされて
無我夢中でやっている感バリバリの2番近藤君。
かれの必死さは、なかなか好感が持てる。
ルックスも、田舎の好青年っぷりが露わであります(笑)。
というようなチーム状況で
あすからは読売巨人戦。
なんでも大谷君が先発で挑んでいくのだそうで、
超巨大戦力軍団に、平均24歳ちょっとの軍団が、
どのように食らいつけるか、見放されるか、
ハラハラドキドキではありますが、
スリリングで、楽しい戦いぶりを見せつけて欲しい。
がんばれ、北海道日本ハムファイターズ!
Posted on 6月 10th, 2014 by 三木 奎吾
Filed under: 北海道日本ハムファイターズ
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