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窓の内開き、外開き

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写真はわが家の書斎の窓です。
窓はスウェーデンのメーカーで日本でノックダウンしているもの。
木製3重ガラス入りサッシです。
北欧の考え方は、だいたいがこういう滑り出し・回転窓というもの。
窓の開け方としては下端についている取っ手を回してロックを解除し、
それを正面方向に押し出す。
そうすると、10cmくらいいったところでストップする。
「チャイルドロック」という機能です。
子どもが操作して誤って窓から落下することを防ぐ仕組み。
で、そのロック解除ボタンが窓枠中程に赤いものがありますので、
それを押しながらさらに窓を正面外に向かって押し出すと
さらに大きく開口していきます。
その分、外側に出っ張っていくので、一定の隣家との感覚が必要なのは論を待たない。
で、さらに開いていくと今度は窓が回転していくのです。
そうして、外側ガラス面がこちらを向くようになる。
という具合で、ガラスを拭くこともできるようになっているワケ。
このスタイルに対して、
外に開くのではなく、家の内側に開いていくタイプがあります。
先日の旭川の最新住宅見学の折りにいくつかの家で採用されていて
ちょっと珍しく感じました。
玄関ドアでもそうだけれど、日本人的な感覚としては
ドアを「開いて」という感覚は外に押す感覚になっている気がする。
それに対して、内側に開くというのは
どうも感覚がだいぶ違う。
一般的には建具を左右に「引き違い」にスライドさせる開口部、
というのが日本的な伝統スタイルといえるでしょうが、
窓の「気密性」という意味合いからは、開き方は上記のどちらかのほうが合理的。
北海道は、合理的日本スタイルの実験場みたいなものなので、
ここで受け入れられたインターナショナルスタイルが日本全域に広がる素地を持っています。
まぁ、内開き、外開きとも
それぞれメンテの簡便性、使い勝手の良さというメリットを持っているので
最終的には「北国に住む日本人の感性」が選択していく部分だと思います。
さて、どういうふうに選択されていくものか、興味がありますね。
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び

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