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ニッポンマンガ表現の源流

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さてきのうで会社は通常業務を終了。
これでやや落ち着いて、あれこれを考えることができます。
と、早朝目覚めて雑感していたら、
あれこれ、やっていないことの数々が想起されてきて
朝から、あせるほどであります(笑)。
しょがない、忙しさで気が回らなくなっている部分がまことに多いと痛感。

ようやくにして部屋を見回して
カレンダーを更新しまして、そうしたらことし見に行って
感激した「洛中洛外図・舟木本」の大判印刷ポスターも発見。
ちょうどよい壁面の高さに貼り付けました。
お金持ちだったら、この絵、ほんとうに欲しいところなんですが、
まぁなんとも、どうしようもない(笑)
でも、なんと、DVDが発売になっているのですね。
さっそくAmazonでワンクリックしてしまいました。
こういった国宝でも、デジタル時代になって楽しみ方が広がってきた。
子細に観察していると、この絵はほんとうに面白い。
わたしは、少年時代マンガ家を志していた時期があり、
いま、ほんとうにマンガ原作者になっている現実があるのですが、
日本の美術には、マンガに向かう大きな流れが連綿と続いてきたと思います。
鳥獣戯画が嚆矢とされているのですが、
この「洛中洛外図」というジャンルは、
いわばニッポンの「大河マンガ文化」の精華といえるのではないかと
強く思っています。
マンガはその直感的表現力という意味で
日本文化のある特徴を明確にシンボライズしていると思います。
現代に至って、世界各国で日本のマンガは
人気が高まっているといわれますが、
これからのニッポンの文化資産としても、世界に通用する
もっとも可能性豊かなジャンルなのではないでしょうか。

さて、靖国参拝問題、安倍政権は中韓2カ国以外は
静観するだろうという見通しを持っていたようですが、
アメリカを始め、欧米諸国からの反応も否定的に出てきています。
これをむしろ奇貨として
靖国の問題を、日本として解決する方向に向かえないかと思います。
たしかに安倍首相がいうように、国家のために殉じたひとびとを
鎮魂する施設はあたりまえに必要でしょう。
しかし、靖国は、明治戊辰戦争での「官軍」側だけを祀ったことを
創始においている施設であり、
国全体のこうした施設としてふさわしいとはいえないと思うのです。
先般、日米2プラス2協議で来日したアメリカの2閣僚は
千鳥ヶ淵の戦没者墓園に献花したのですが、
そうした方向性が、この問題の常識的な解決策なのではないかと
思われるのです。

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