いやぁ、おもしろい子が現れたものですね。
「あまちゃん」の大ブーム化は、いろいろな要因があってのことでしょうが、
やはり震災からの復興は大きなテーマになる中で
いま必要と思われた「お笑い」と、正調のNHK朝ドラの大きな魅力、
国民的ヒロインの発掘という要素が求められたと思います。
そういうなかで、この能年玲奈ちゃんが選択された。
役作りとはいえ、素潜りに挑戦して「水中での演技」までこなす体当たりぶり。
そしてなんども実際に海にも飛び込む熱演を演じた。
そういった役者としての一途さに、引き込まれてしまったのは、
一般視聴者ばかりでなく、出演者たちもそうだったようで、
若さにしか表現できない、その醸し出した熱気が
ほかの共演者たちの輝きと現場の活力を引き出していたのだろうと思います。
この番組は1年以上、制作に時間がかかったそうですから、
彼女が海に飛び込んだ時期は、全国で被災地からの震災がれき搬送・焼却に
反対というエゴ丸出し運動も燃えさかっていた時期。
そんなことを吹っ飛ばす熱気で、三陸の海に飛び込む爽快感を
全国の視聴者にもサブリミナル的に伝えたのではないかと思います。
そういった意味で、
まことに「アイドル」の物語のヒロインにもふさわしかった。
ということで、
さて、来週で放送も終了というタイミングで
NHKは、フライング気味に「あさイチ」というあまちゃんの後ろの番組に
彼女をゲストとして引っ張り出した。
やはり、というか、かねてからの噂通りの
一種独特の、天然キャラが炸裂していました(笑)。
本人曰く、芝居を演じていない,素の彼女は「生ゴミ」だそうですが、
その言葉に説得力も感じる(笑)。
たぶん、ものすごく緊張していて、
質問に対しての答を必死に,どう表現しようかと考えて
ようやく、そんなにキテレツでもない常識的な答を時間を掛けて返してくる。
しかし、その時間はそんなに重くはなく、
見ていてハラハラするけれど、それなりの癒やしにもなっている。
たいへん美少女キャラなんだけど、
どっちかというと、お笑い系の素質がありそう。
しかし、バラエティのようなテンポにはついて行けないか、
まったく1周遅れのユニーク反応みたいなタイプのようですね。
これは、当面はしっかりとしたセリフのあるドラマが
それも、天然癒やし系が活かせるような役がいいように思いますが、
女優さんとして、大いに頑張っていって欲しいと思います。
めざせ、平成の吉永小百合、っていうところでしょうか。
以上、あまちゃんフリークがお伝えしました(笑)。
Posted on 9月 21st, 2013 by 三木 奎吾
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