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冬の十和田湖超え

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さて、きのうは青森県十和田市で午後に取材をすませたあと、
秋田県への移動の予定。
前日に仙台から八戸までわたしは移動していましたので、
夜からのみぞれ交じりの雪には影響されずに十和田に到着していましたが、
他のスタッフは、到着が遅れました。
ケータイでの連絡によると、東北道と八戸道で事故の発生や、除雪が間に合わないようで
通行止め区間が発生しているということ。
取材時間には大きく遅れるので、わたしとカメラマンで撮影先行。
約1時間ほど遅れて、たぶん昼食抜きで駆けつけてきました。
で、撮影が終わっても、雪は全然降り止む気配がありません。
通常、青森県太平洋側から秋田県に抜ける場合は
素直に高速で盛岡あたりから、秋田を目指すのが安全策なんですが、
高速通行止め情報はそのまんま、継続中。
そこで、地元カメラマンさんの情報を頼りに十和田湖畔を通って、
小坂、鹿角に抜けるルートを通行することにしました。
ずっと雪が降り続く不安な道です。
午後3時から走り始めましたが、途中、大雪で片側通行案内が
見えなくなっている箇所もあって、難渋を極めました。
しかし、景色自体はまさに冬の厳しさを感じさせながら
奥入瀬の豊かな景観をモノトーンで見ることができるもの。
とはいっても、とても写真撮影のゆとりは持てない(冷や汗)。
重たい雪なもので、車にはドン、という衝撃音をともなって、木から落ちてきます。
ようやくの思いで冬の十和田湖畔に到着。
しかし初めて通る道。これから先も不安だし、車を止める余裕はありません。
最近出来たというトンネルを通って、ようやく今度は「休屋」に到着。
ここまでこれれば、というカメラマンさんの言葉だったのですが、
そこからも吹雪の急峻な山道走行がややしばらく、続きます。
道路幅もギリギリなので、たまにくる対向車への注意も怠れません。
ほんとうは、ようやく人間に会えた、というようなうれしさの方が強いのですが・・・。
というような不安一杯の吹雪道走行、2時間半ほどで、ようやく東北道と交差。
秋田県の鹿角に抜けられました。
というようなことで、ほんとうは秋田市まで移動を予定していましたが、
すっかり疲れ切ってしまいまして、
予定を変更して、大館市内のホテルにバタンキューでチェックイン。
合計で走行距離は100kmほどでしたが、
冬道の怖さをひさしぶりに体一杯に体験いたしました(笑)。もういいです。
でもまぁ、除雪は一応、全線してあったので、遭難の恐怖まではありませんでしたけどね。
ことしは北海道も全体に雪が少なくて、
暖冬、ということで、タカをくくっていたのが、
一気に、おもいっきり、肝を冷やされましたです、ハイ。参りました。
写真は、のどかな(笑)奥入瀬の冬景色です。

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