初雪も降って、いよいよ白い季節へまっしぐらの北の国から。
野生動物の猟が解禁されて、スタッフの旦那さんがまたことしも
シカをハンティングしてきてそのお肉をお裾分けしていただきました。
ことしはテレワークでスタッフは半々の出勤という体制なので、
ふるまいは、きのう出社のスタッフのみ。総勢10人。
3密を避けて、サイコロステーキを焼いて大皿に盛って
各自が紙皿に取って、オリジナルソースも各自お好みでという食べ方。
オリジナルソースはわたしのテキトー特製でして、
シカ肉を焼いたフライパンに秘密の特製スープをベースに
赤ワイン、各調味ソース、ショウガすりおろしなどをブレンド焼成して作った。
シカ肉自体は粗め塩こしょうをふっただけで、写真のようにカットして
2時間ほど冷蔵庫で寝かせて一気に火を通した。
しかしシカ肉って、みた目、まったくの赤身。
マグロかと目まごうばかりでありますが、野生の俊敏さのまま、
ムダのない精肉感がジワジワと迫って参ります。
ステーキとして焼くと、結構な脂肪分が肉汁として出てくる。
この肉汁がベースになるので、オリジナルソースの味わいが深くなる。
で、仕事の絡みがあってごはんを炊き込むのが
やや時間遅れてしまって、いちばん後から「おにぎり」にした。
こちらも6合ほど炊いて、全16個、大急ぎで握って
なんとか食事時間に間に合わせた。
シカ肉は昨年にも同様にお裾分けいただいたけれど、
まことに自然な風合いで、臭みもほとんどなく牛肉以上の洗練された味わい。
まぁ味わいとしては牛肉に似たうま味が感じられますね。より淡泊。
付け合わせにレタス+キャベツ+ピーマンなどで生野菜もセット。
お好みでニンニクもすり下ろしておいたのですが、
まぁ仕事中だと言うことで、そんなには消費されなかった(笑)。
ショウガ入りのオリジナルソースは盛んにスタッフから製法を聞かれたけれど、
テキトーなので、ほぼ再現性はゼロ(笑)。一期一会であります。
で、ちょうどタイミング良く次兄が自宅庭でことし収穫された
青葡萄を持参してくれて、たのしいデザートまで提供することができた。
人間は他のイキモノのいのちをいただく罪深い存在です。
南無大師遍照金剛、南無大師遍照金剛、・・・・。しかし、
北海道でしか食べられない自然な味覚、堪能させていただいた秋の1日でした。
Posted on 11月 7th, 2020 by 三木 奎吾
Filed under: おとこの料理&食
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