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【2020.3.11 「北海道」の現在状況】


ことしもまた、3.11が巡ってきました。
あれから9年ですが、ことしはまた格別の感がある。

北海道地方、昨夜からの「大雨」予報があって過ごしておりましたが
わたしの札幌地方はそこまでの「豪雨・融雪」被害はないようです。
一気に雪融けが進んで、わが家の一部・屋根での「雪庇」も
雪の高さが最大時1m超だったものが、30cmほどに小さくなり、
徐々に進行する「滑り出し」状況も約50-60cm程度。
すっかり愛用の「雪庇落とし」でこの雪庇を落として
早朝5時半から10分ほどの作業で近くの「雪山」までの運搬作業も終了。
本日の天気予報では気温が高い状態で多少は雪が降るようですが、
大雪はしばらく考えにくい様子であります。
急激に大雪が襲った晩冬の2月が終わって、春に向かってゆっくり季節の
メリーゴーランドは回り始めている実感。
そういえば今朝は札幌にはめずらしく濃霧の立ちこめる朝。
気温が高く、湿度の高さも感じられる独特の早春感であります。
北国人としてゆるくなつかしい空気感に包まれる・・・。

さて1枚目の図表は北海道での新型コロナの状況報告by北海道HP。
先般、安倍首相のアナウンスに先行して「非常事態宣言」を出した北海道ですが、
HPのトップに赤い字で「新型コロナウイルス感染症について」という記事があり
そこからリンクで表組みと、この図が表現されている。
2/28-3/19までの3週間の期間、現在13日目と半ばを過ぎた状況。
わたしはほとんどテレビとかは見ないのですが、道民は比較的に冷静に
この事態と知事さんが前面に出ての「危機管理」に対して
受け止め、全体としては前向きに受容しているように思います。
どうして「雪まつり」をやったんだ、という後付け批判も散見されますが、
過ぎたことをほじくり返すだけでは社会は前進しない。
まずは、感染拡大阻止をみんなの冷静な対応で成し遂げたい。
そういうなかで、このホームページの図の表現。
まずもっとも肝要な数字は「死者数」だろうと思います。現在で3名。
現在の全陽性者数に対する「死亡率」は2.8%。
感染者の総数(緑の棒グラフ)自体は増え続けているけれど、
気がつくのは黒の折れ線グラフで「現在患者数」を明記していること。
これは累計の「発症者数」だけでは「治癒した人数」が不明なので、
その差引で現在、「看病」されている人数を表したもの。
これが明示されているので、冷静に疫病の実態がわかる。
全陽性累計108名に対して、現在患者数は62名ということは、
治癒された方が、46名ということ。42.6%が健康を回復している。
罹患しても医療体制が適切に守られれば、社会は克服することができる。
見えないウィルスとの戦いでは、その地域の医療体制の機能性を維持しつつ
状況をコントロールしながら、立ち向かう必要があると思います。
いまは感染クラスターの発生を抑えるべく道民の行動規制に踏み切っている。
そのなかで発症者の足取りを分析し丹念に調査を重ねている。
たぶん道庁職員や札幌市をはじめとする各自治体職員のみなさんは
陽性者の「濃厚接触者」の調査に駆けずり回っていることと思います。
「いくつかわかってきていることもある」
という発言が知事さんの発表にあったけれど、
感染クラスターの冷静な把握が進んできて危険情報フィードバックもある。
なんとか地域社会全体でこの疫病との戦いに冷静に立ち向かいたい。

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