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【札幌積雪 急激な「帳尻合わせ」進展中】

昨日も朝には積雪が多く20cmくらいの体感。
カミさんも除雪に復帰してくれて、2人掛かりでやるとスムーズ。
しかし、積層する肉体疲労は限度まであと少し(笑)。
昼過ぎには思わず横にならざるを得ないほど体力消耗。
そろそろ勘弁してもらいたい。少雪暖冬と言い続けたことへの意趣返しか。

図はいつもの気象台発表の札幌「積雪深」「積雪量」
下の積雪量では、昨年291cmを超えて327cmと平年435cmに近づきつつあり、
積雪深では、昨年54cmを超えて73cmと平年77cmまであとひと息。
この折れ線グラフの通り、少雪傾向が2月になって急激に解消され
この趨勢で行けばほぼ平年並みに近づきつつある、というところ。
やはり目先ではなく、長期的な変動の範囲内で季節は進行している。
「2月に入ってドカ雪が襲ってくる」と歴年降雪観測データから
予測を教えていただいた方からの「忠告」はまったく当たってしまった。
この冬の中盤での暖冬傾向から「温暖化」が気になっていましたが、
サイクル変化のひとつのパターンだったのが正解のようですね。
やはり目先のことばかりではなく、巨視的な視点が重要だということか。

そういえば、わたしもいかに勉強していなかったか、思い知らされたのが
「いま現代が<氷河期>である」ということを知らなかったこと。
学校でこのあたり定義をしっかり記憶していなかった。
地球歴史では、数回「全球凍結」という赤道地域まで含めた氷河期が
あったとされ、逆に極地もふくめて「氷河」のなくなった歴史年代もあった。
「氷河時代(ひょうがじだい、英語: ice age)は、地球の気候が寒冷化し、
地表と大気の温度が長期にわたって低下する期間で、極地の大陸氷床や
高山域の氷河群が存在し、または拡大する時代である。 …
この定義によれば我々は氷河時代の間氷期―完新世―の只中にいる。」
地球規模の気候変動は過去何度も繰り返されてきたサイクルがあり
そのサイクルでは、現代は巨視的にはもうすぐ寒冷期に突入するとされる。
生物は温暖期に活動が活発化して進化発展するけれど
寒冷期には、基本的には「耐え忍ぶ」ことになる。
日本史でもこうした寒冷期には飢饉などで苦しい時代が続いていた。
江戸時代でもこの寒冷によって悲惨な状況が出来している。
なんにせよ、2月はまだ途中であり、
これからもまだドカ雪が襲ってくる可能性がある。
きのうも街を見ていると、大雪の年の光景・既視感が垣間見えて、
目先だけを見ていると見誤るなと、教えられる気がしております。

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