建築家住宅バス見学会、1日仕事終了いたしました。
イベントというのは、大変難しいもの。
参加していただいたみなさんからは「参考になった」「良かったです」
っていうような印象をいただくのですが、
イベントにはいろいろな立場があって、
そういう意味では、たくさんの成果を求めるのは厳しい。
とくに雑誌ビジネスとの両立と言うことでは、
目線的にも難しい部分が出てきます。
まぁ、表現しにくいことも含めて、反省しながら次のステップをと
考えている次第です。
バス見学会もこれで4回目。
今回は4軒の住宅を見て回ったのですが、
写真の住宅は2軒目の住宅。
関東から北海道への移住の方の住宅です。
事前には「敷地が狭い」とか、
「旗竿敷地」というように設計者からの説明がありましたが、
現地に行ってみると、すぐとなりには公園緑地が広がる
まことに緑豊かな環境に建っておりました。
やはり札幌の住宅を取材していて
一番感じるのは、こういう周辺環境の豊かさなのだと思います。
関東などでは、窓を開けると言うことの意味が
北海道での当たり前のことが実現させにくい。
四季折々、自然の変化を感受しながら生活する、
という基本的なポイントが住宅設計の基本要件になる地域と
そうでない地域のズレなり、認識の違いが大きい。
そういう意味では、北海道では
住宅建築はテーマとかが簡単に見えやすい。
そういうことを設計者と依頼者が語り合える素地がある。
逆に言うと、そういった環境ではなく、
明かり取りの窓すら、どのように考えて開けるべきか
悩んでしまうような環境の中、日常的に設計していると、
そのうちにそういった「想像力」も枯渇してきてしまう部分もあるのではないか。
見学しているみなさんと、説明している設計者との
会話を聞いていて、そんな印象を強く持ち続けていました。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び
Posted on 7月 25th, 2010 by replanmin
Filed under: リプラン&事業
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