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吉野ヶ里再見_3

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どうしても家のことが気になるのが性でして(笑)
昔の家って、どういう開口部のディテールなんだろうって気になります。
今、展示されている竪穴住居や、大型の窓付き建造物の開口部写真がこれ。
いまでも当時とそれほど変わらない住宅技術水準のアジア南方地域とか
参考にしています、ということでした。
そうした発掘や研究成果を総合してこうした開口部を展示していると思われます。
どちらも、開口部材・ドアとか窓板を上下させて開閉させていました。
右側の窓は、大型建築物に使われているものです。
この建物、一目見て、これが本当なら、完全にここは「邪馬台国」だべさ、って感じ。
それはさておき、柱には、たぶん鉄器の「ちょんな」による仕上げも施されています。
これはなるべく面として平滑に見せるために、表面を仕上げるもの。
説明を聞いても「ちょんな」による仕上げは遺物から確認されるんだそうです。
こうした技術が使用されているとなれば、ということで
こんな開口部が実現できても、異論はないということなのでしょう。
真ん中につっかい棒があって、窓枠の下部分に穴が開けられ止まっています。
屋根の軒があるので、これで十分、雨とかにも問題はなかったでしょうね。
ふーむ、という感じで見ておりました。
こういう仕様で、たしかに問題なく機能できただろうな、と。
いや、九州地区で、北側に高い山地を持っているという土地・気候条件。
そうしたポイントを併せて考えると、無断熱住宅は、いまでも多く建っているのですから(笑)、
現代でもまぁ、使えるんじゃないでしょうかね。
いやむしろ、茅葺き屋根の温湿度調節機能も考え合わせると
現代建っている住宅より、いい性能である部分もあるのでは、と思われました。
ことしも、日めくりでも、カレンダーがついにあと一枚。
このブログも、8月開始以来、なんとか休むことなく続けてこられました。
あんまり、コメントやトラックバックって、返ってこないブログです。
たまにコメントいただいても、ほとんど返信もできませんでした。
でも、見ていただける方がいると言うことで続けてこられました。
感謝します。それで、これからも書き続けていきたいので
ROM専門でけっこう(笑)ですから、ご愛読をお願いします、ね。

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