わたしが生きてきたのは、コミュニケーションの領域。
もちろん住宅が基本のシフトゾーンになるわけですが、
その関わり方はあくまでも、コミュニケーションの部分と思っています。
で、社会へのこういった見方・関わり方からすると
いま、いちばん興味が湧いているのは、
ご存知のマクドナルドさんであります。
いっときはずいぶんと寵児のようにもてはやされていたのに、
さっぱり閑古鳥状態になったそうで、
そういった企業が、どうなっていくのかというのは興味が強く湧いてくる。
社会と企業との接点で、いまの立ち位置を深く考えて
どのように企業メッセージを発するかというのは、
まことに面白い領域なのであります。
で、どうやら写真のような作戦で
「巻き返し」を図っていきたいようなのであります。
マクドナルドのPOP広告で、いきなり「北海道」強調の引き。
このPOPデザインからは、見るものには「北海道」がいちばん強く伝わる。
で、次の瞬間、「え、マックで北海道?」という疑問が来る。
「だって、マックってそもそもアメリカの食文化じゃないの?」
っていう疑問が襲ってくるはず。
というのは、しかし、わたしのような年代のおじさん発想かも。
若者たちにとっては、マックって、
いまはそういう食文化性メッセージも持っていないかも知れない。
ま、その辺はきっと周到な調査の結果があるのでしょう。
で、「北海道」ブランドというのは、日本の食文化の中で、
ほとんど基底的な刷り込みに近い定番中の定番。
デパートの催事でも困ったときには北海道ブランドが使われる。
・・・まぁ、北海道以外の地域でのことですが(笑)。
その定番パワーを、この場面・状況で持ってくるのは?
という疑問を持った次第であります。
ここで考えられるマックの戦略としては、
1 苦しさ紛れで、定番パワーにすがった
2 これからは、「地バーガー」路線を進める
というふたつのものが考えられる。
まぁたぶん、2は考えにくいので、1のほうが確率は高そうですが、
ひとつの脱出口としては、2の方向性も魅力的なのではないかと、
函館ラッキーピエロ大ファンとしては、思う次第。
全国一律の、それもなんちゃってアメリカ文化路線は、
食文化市場ではとっくに賞味期限切れであることはあきらか。
であれば、全国をこまかくエリア分けしたマーケティング展開も
面白いのではないかと思うのであります。
どうなんだろうか? と、勝手にマーケティング作戦を妄想した次第。
あ、念のため申し上げますが、
もちろん、わたしとマックにはなんの関係もありません(笑)。
Posted on 1月 24th, 2016 by 三木 奎吾
Filed under: おとこの料理&食
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