わが家では1階の暖房にはエアコンを使っております。
1階は事務所兼用住宅として建てた1991年から事務所専用スペースでした。
で、スタッフの拡大とパソコンでのDTPの導入に伴って
夏場の過熱対策として、エアコンを冷房用として入れたのです。
約10坪ほどの場所に5人くらいがいて、
パソコンが5〜6台、さらにプリンターなどの光熱発生装置が集中したので
その過熱を抑える必要が生じたのですね。
ただ、導入はやや遅れて5年後1996年でした。
で、その後、2002年には増大するスタッフにスペースが追いつかなくなり
やむなく事務所を別に新築して移転させました。
事務所が移転してからは、専用住宅となったのですが、
広すぎて、1階はほとんど利用していない状態でした。
しかしそれももったいないので、3年ほど前から
わたしが、この10坪ほどの旧事務所の一角を書斎として
第2事務所兼用で使用しはじめた次第です。
暖房は、わが家は灯油式セントラル温水循環方式の床暖房ですが
灯油の高騰もあって、もともとあったエアコンで暖房しようと考えたのです。
それ以来、主に暖房としてずっと使ってきましたが
今年の冬に、やや挙動不審な動作をしていて、一時期使えなくなりました。
まぁ、導入からは18年が経っているので、寿命ですね。
だましだまし使っていたのですが、
やはり冬の暖房に利用しているので
万が一、おシャカになったら不安と言うことで入れ替えることにしたものです。
事務所に入れたものも1台おシャカっていたので
あわせてきのう、その入れ替え工事が行われました。
しばらく建築駆体の状況確認していなかったし、
その確認の意味もあって、立ち会っておりました。
写真は自宅の壁にエアコンの穴を開ける作業の様子です。
15cmほどのブロック+50mmの断熱材スタイロフォーム+通気層+外壁鋼板。
都合、250mmほどの壁厚に穴を開けていく。
専用のドリルを使って工事していましたが、時間にして2時間超。
ブロックの中空部にはモルタルセメントも封入されているので
頑丈さはハンパではない。
その先の断熱材も劣化は見られず、建築後23年経っていますが、
駆体はまったく問題がありませんでした。
これは間違いなくわたしの寿命をはるかに超える頑丈さ。
やはり建築計画の時に優先した長寿命ということが実証されました。
問題が発生するとすれば、木造で作られている屋根などの継ぎ足し部分。
しかしそうだとしても、軽微な追加工事で延命させることが可能。
構造点検は安心できるものでした。
エアコンは18年前とは規格が変わっていて
寸法が違ったので、既存の穴は使用できなかったのです。
使用済みの穴は、樹脂でふさいで中空部には吹き付け断熱処理。
という次第で、無事わが家の入れ替え工事は完了できました。
しかし、単なる設備入れ替え工事ですが
なかなか大変だと実感させられました。
Posted on 6月 17th, 2014 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅取材&ウラ話
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