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早起きは三文の得、川崎大師・護摩焚き

きのうも東京にいまして、
ある案件の進行状況をウオッチしながらの待機であります。
なぜかこの日は東京のビジネスホテル特異日なのか、
都内の宿泊先が混み合っていて、
川崎のホテルに宿泊しておりました。
で、前日は疲れ切っていたので、早寝して早朝に起きてひと仕事片付け、
さて、久しぶりに散歩にでも、と
思い立ったのが「川崎大師」であります。
名前だけは知っているけれど、
そしてわが家の宗旨である真言宗の開祖、空海さんの尊称が
「大師」であることも知っているけれど、
まぁ、だからといって、川崎大師にわざわざ行くと言うほどでもない(笑)。
当たり前の日本人としての一般的行動です。
なんですが、ホテルからはちょうど電車の都合もよく、
距離的にも1.5kmほどという手頃さ。
ということで、出掛けて参りました。
わたし、こういう昔からの日本人の大衆的感覚の再確認がスキ。
なんというか、日本人大衆という皮膚感覚に
まるで温泉に浸かるように「浸る」のが楽しいのですね。
予定調和への期待感というか、大衆性の再確認というか、
日本人であることの探求というか。
まぁ野次馬であることの明瞭な証拠ですね(笑)。
川崎大師というのは、平間寺というのが本名だそうであります。
以下、Wikipediaより。

平間寺(へいけんじ)は神奈川県川崎市にある真言宗智山派の大本山の寺である。川崎大師(かわさきだいし)の通称で知られる。山号は金剛山。院号は金乗院。高尾山薬王院、成田山新勝寺とともに関東三本山のひとつである。尊賢(そんけん)を開山、平間兼乗(ひらま かねのり)を開基とする。
1813年(文化10年)に徳川幕府第11代将軍、家斉が厄除に訪れた事から厄除け大師として広まる。 毎年の正月には初詣の参拝客で大変な賑わいとなる。2006年初詣客は272万人となり、全国3位、神奈川県1位を記録した。
当寺への参詣客を輸送する目的で1899年1月21日(初大師の縁日)に開業した大師電気鉄道は、現在の京浜急行電鉄の基となった。

で、参拝に伺ったところ、
なにやら、本堂内に十数人の方たちが座り込まれている。
気になって、お寺の方に聞いたら、朝の護摩を始めるのだそうであります。
6時半から貫首の方がお出ましになって自ら務められる。
たいへんありがたいものであることは、わたしにもわかる。
たくさんのお坊さんたちが現れて、お経を唱えます。
わが家でも法事などでお坊さんがやってくれるようなお経のようです。
で、そのうちに中央でいちばんえらい方が護摩の独特の儀式を執り行うのです。

護摩の炉に細長く切った薪木を入れて燃やし、炉中に種々の供物を投げ入れ(護摩焚き)、火の神が煙とともに供物を天上に運び、天の恩寵にあずかろうとする素朴な信仰から生まれたものである。火の中を清浄の場として仏を観想する。
<同じくWikipediaより。>

もっけの幸いであります。
ひたすら商売繁盛・家内安全を祈願しておきました。
そのうえ、終わってからはご本尊様を見せてもいただける。
なんといっても、川崎大師での体験であります。
まことにありがたい,得がたい経験をさせていただけた次第。
合掌。南無大師遍照金剛。

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