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縦に長い日本列島実感

先週末からきのうまで、
関東北部や東北にいて、昨晩遅く札幌に帰還いたしました。
この時期の地域による気候の違いもたいへん大きいものがある。
仙台でも小雪が舞い飛ぶ冷たい風の強さでしたが、
札幌に帰還すると、千歳空港は一面白くお化粧していて
そこに街灯照明が映り込んで、ロマンチックな美しさを見せている。
冬の雪景色の美しさの中で、このような夕景・夜景の
光源の映り込みの幻想的な美、というものは大きいなと感動させられる。
寒くて辛い季節ではあるけれど、
そんな美しさに満ちた季節でもあるわけで、
ちょっと誇らしく感じられる部分もある。
しかし、室蘭地域では送電線が雪の重みで倒壊して停電だということ。
暖房器は、灯油にしろガスにしろ、電気を使わないものって
薪ストーブの一部くらいしかないので、
避難所に避難しなければならない(泣)っていう悲しい現実もあるわけですが。

一方、写真は、那須高原周辺の森の様子であります。
北関東のいちばん最北地域に
皇室の御料地が存在しているので、自然の景観が広大に保全されている。
気候条件的には太平洋岸型に近いので
冬場には晴天率がきわめて高い。
肌にはそこそこ冷たい風が吹いてくるけれど、
太陽からの輻射があたたかく降り注ぎ続けている。
空気は冷たいけれど、陽光に満ちたさざんかの似合うような冬です。
落葉広葉樹の広大な森は、すっかり葉を落としているけれど、
空気感は肌にもここちよく、北国の人間には陶然とするばかりであります。
「こんな冬もあるんだ」とうっとりとしてしまう。
自然が豊かに保持されて、全体として別荘地域のたたずまい。
まぁいつも東北道から通りすがるだけだったのですが、
はじめて下りてみて、その自然の中に身を置いてみると、
すばらしさの虜になってしまいました。
で、その後は仙台で過ごしておりましたが、
こちらは風の冷たさ、強さの中に雪も交じっていた。
聞いたら、仙台の初雪としてはこんなものだそうですが、
どうもこの冬は厳しい寒さがくるのではないかと思われます。
今回の出張ではダウンジャケットを重装備していましたが、
やはり転ばぬ先の杖で、大正解でした。
季節の変わり目、健康にはみなさんご注意ください。

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