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移住促進策

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写真は羽田空港第2ターミナル地下のモノレール構内の電飾看板。
東京モノレールへの広告って、
目的的なひとびとへの集中的告知という意味では、
ちょっと特殊性があって、面白い存在です。
羽田空港の利用客って、1日にどれくらいあるのか、
そういうサーキュレーションデータは調べていませんが、
飛行機での移動中という非日常的なシチュエーションで接する情報って、
ある意味、サブリミナル的に訴求できる部分があるかも知れません。
以前は東京モノレールの車内額面広告を手がけていたことがあります。
そんな意味で、気がついて見るワケなんですが、
今回の出張で、こんな看板を発見した次第。
最近は地方自治体自身が、こういう広告を出しているのですね。
人口の減少に悩む自治体の、数少ない投資対象が移住促進。
そのこと自体は悪くはないのですが、
訴求のパターンが、どうも画一的だと思います。
確かに首都圏や、都会に暮らす人のあこがれとして、こういう心理は存在しますが、
だからといって、移住にまでいたる心理って、
控えめに書かれたキャッチ、「ヒルズ族よりロハス」とか、「100分で着く」っていう、
こういう告知要素だけではない気がします。
地方が、都会に対して、自分自身の魅力を
もっと明確にする必要があるような気がします。
この告知を見ている範囲では、他の地方ではない、
中標津でなければならない理由がどうも伝わってこない。
広告担当者の方と、広告代理店の方に、どうも想像力がイマイチだった気がします。
この広告費が、きっと地方の貴重な財源から捻出されていることを思うとき、
もうすこし、人の心を捉えるような表現を目指して欲しいものだと思います。
移住を、「iju」とかと言いかえるのには、どういう意味があるのかわかりません。
もしかしたら、「iju」という表現がかっこいいかなぁ、と思っているレベルなのか?
せっかくの貴重な投資機会なのですから、
もっと知恵を絞った広告をドーンと、やってほしいもの。
思わず、その元気良さに引き込まれるようなモノを作って欲しいと念願します。
ちょっと、辛口過ぎるかなぁ。(笑)

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