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思いっきり大きな開口

わたしは今は仙台におります。
きのうは「省CO2先導事業」の取り組み動向についての報告会。
住まいと環境東北フォーラムの会合でした。
会場では、毎回顔を合わせるみなさんが多く、
旧交を温めておりました。
そんななかで、少し気になる情報もあって、
今後の展開がどうなっていくのか、注目といったところであります。
って、何を書いているのかさっぱりわかりませんね(笑)。
申し訳ありません、もう少し情報を確認してから、いずれ書きます。

写真は、先日の北海道札幌での工務店グループ・アース21例会での
見学先事例であります。
わが家のリフォームとかもお願いしているヨシケンさんの最新事例。
まだ工事中で未完成物件ですが、
「やりたいけれど、なかなかやらなかったことを、
エイヤ、とやってみた家です(笑)」という意欲作。
なんといっても、南面側の開口部の大きさがすごい。
2階建てなんですが、居間は2層分の高い天井で、
それともバランスが取れているくらい、開口部の高さも高く広い。

ほぼ人間が立っている目線での感じは上の写真のような感覚。
構造上、梁をどうしても通さなければならないのですが、
そこから上も高いので、せり出している大屋根の軒のすぐ下まで
窓が思いっきり開いている。
ここまでの大開口になると、プライバシーの問題が
都市住宅では最大の問題になるけれど、
この家の場合には、南側にご主人の実家があって、
そういう意味では気兼ねがいらなかったというポイントが大きい。
で、こんな大開口だけれど、
そのガラスは木製なのですね。
木製サッシのメーカーさんと打ち合わせしながら、
コストも抑え、巨大なガラス面を実現させたのだそうです。
忙しくて、その後、この件の聞き取りをまだしていないのですが、
他の部位でも自然素材を使っているので、
開口部は当然、木製を使いたくなる。しかし、
ちょっと、ほかの日本では考えられないような贅沢な素材選択だと思います。
でも、こういう木製窓でもそんなに高コストにはならないのが、
北海道の住宅マーケットの不思議さであるのかも知れません。

最後は正面、西側からの外観であります。
こういうシンプルな外観が、やはりいいですね。
奇抜であるよりも、長く愛され続けるのは
やはり人間のDNAに訴えかけてくるような形なのでしょう。
安定感があるプロポーションは、
いまの時代も、そしていつの時代も
「安全・安心」という人間の基本欲求を満たしてくれている。
そんな好印象を受けた住宅でした。

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