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激闘、騎馬戦

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きのうの運動会。
昼の食事時、ずいぶんと息子の食が進まない。
ほんのすこし、手を付ける程度で気もそぞろの様子。
そういえば、朝も「あぁ、天気になってしまった・・・」と
とても「楽しい運動会」という雰囲気ではない。
そういった様子が、ここ1ヶ月くらいは続いていた気がします。
親にしてみると、どうしたんだろうか、と心配でもあったのです。
そんな息子の気持ちが、騎馬戦が近づいてくるにつれて、
こっちにも痛いほど伝わってきます。
「そうか、ドキドキもするよなぁ・・・」
きっと心臓が飛び出すんじゃないかと思えるくらいに
極限まで緊張感が高くなっていたんだと思います。
昨年はまだ、初めて望む騎馬戦であり、
5年生としての気楽さもあったのでしょうが、
ことしは最上級生としての責任感のようなものも襲ってきて、
ずっと心理的に戦いが続いていたんだと思います。
そういうプレッシャーのなか、
待ったなしで戦闘開始の合図があり、
お互いおっかなびっくりしながら、
普段から仲のいい、友人との戦いに飛び込んでいきました。
すべてが終わって、わが家で息子の帰りを待っていたのですが、
去年ともまた違う、心持ち、太くなった声で帰ってきました。
かれのなかで全力で立ち向かった何かが終わったのだろうな、と感じました。
結果は1勝2敗というものでしたが、勝つ喜び、負ける悔しさ、
その両方を思いっきり体感したんだと思います。
娘とはまったく違う印象の、男の子らしい運動会でした。
これで、わが家の「運動会」との関わりは終わりました。
まぁ、これで終わりかと思うと、寂しくもありますが、
でも、天気も良く、ケガをすることもなく、
元気で終えられたことを大変うれしく思います。
そして、ちょっと、誇らしくもあります。

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