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息子の虫垂炎手術

きのう書いた息子の一件、
朝、ふたたび痛みが強まっていて、
受けにいった午前中の再診で、再検査してもらったところ、
MRIでの画像分析など総合的な所見として
切除手術が至当ではないか、というご意見。
付き添っていたカミさんからの電話報告を受けて、一瞬は考えましたが、
息子も不安がってはいない、ということもあり、
即、お願いすることに致しました。
で、即日に手術と言うことで午後3時過ぎには執刀。
虫垂炎とは言っても手術なので、やはり不安感はあり、
手術終了まで付き添っておりました。
わたしは虫垂炎切除手術は受けていませんので、
その痛みはわからないのですが、術前に 尿道カテーテルを施術される。
切開手術で全身麻酔でやるということなので、
自立的な排尿の困難が予測され、尿毒症などの怖れもあるからなのでしょうから
まぁ避けられませんが、わたしもこれには参った経験がある。
あの不快感は経験してみないとわかりませんよね。
手術自体は問題なく成功したのですが、最初に告知されていた時間、
おおむね20〜40分という時間は超過して
70分くらい経過してから、手術終了のケータイでのお知らせ。
こういう時間って、なかなかに辛い時間であります。
いろいろな雑念・不安が心をよぎってくる時間です。
ようやく手術室から出てきた、麻酔状態でベッドに伏せっている
わが子を見るというのは、なんとも複雑。
その後、切除した患部も見せていただき、
腹痛の元凶がなくなったことも確認させていただきました。

ベッドに横臥したわが子は、
やはり尿道カテーテルへの痛み・不快感を訴え続けている。
このあたり、痛みに弱い自分を鏡で見ているようで
なんとも言えない気持ちになってくるものですね(笑)。
でも最近の病院では、こうした患者の痛みへの配慮は顧慮されるようで、
医者の許可を取って看護師さんから尿道カテーテルははずされ、
痛み止めの座薬も処方していただけました。
その後、落ち着きが見られてきたあたりでわたしは病院をあとにしました。
しかし、高校生と言ってもまだ子ども。
その後、カミさんが帰る段になると「心細い」ということ。
結局、消灯時間まで付き添っておりました。

しかし、こういう「家族だけで体験する時間」というのは
何かを感じさせてくれるものですね。
不安感や、雑念などを言の葉にしないように
必要最小限の会話になっていくものですが、
こころのなかでは祈るような気持ちをずっと持ち続けている。
痛みは、手に取るようにというか、
共有体験のように体に伝わってくる。
何が出来るわけでもなく、医師に委ねて信じて待つしかない時間。
自分自身の健康管理について、
可能なことはきちんとしなければならないなと、
そんな気持ちを強く持たされました。
そういえば、最近、睡眠時無呼吸症候群の治療、さぼってしまっています。
やっぱり心を入れ替えていきたいと、神妙に思っております(笑)。
執刀したいただいた先生、看護していただいたみなさんに感謝です。

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