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【検索ランク急上昇「浸水被害住宅の復旧」情報】

昨日北海道の住宅建築研究機関「北総研」の方から情報提供。
「平成28年の南富良野の洪水被害でつくったもの。
被害の事実を写真で見せるコンセプト。公表してから4年経過。
ここ数日、yahoo、googleの検索上位にランキングに復活している状況をみて、
HPのお知らせ欄でみえるようにいたしました。」というご案内。
北海道はいまのところ、今回の「豪雨」被害は大きくは出ていませんが、
日本全体としては九州地域をはじめ各地で悲惨な状況が伝えられています。
そういうことなので「情報の杖」としてシェアしたいと思います。
浸水被害を受けた住宅の復旧における注意事項
以下「はじめに」として記述があります。(要旨)
「水害からの復旧、復興の一助とするため、平成28年8〜9月にかけての
大雨災害による被害について、南富良野町を対象に調査を実施しました。
積雪寒冷地である北海道では、断熱・気密化した住宅が広く普及していますが、
こうした住宅は浸水被害を受けると排水されにくい(乾燥しにくい)という特徴も
併せ持っています。浸水した部分に水分や汚泥が長時間留まることで、
凍結による水道管の破損や断熱材の性能低下、腐朽による柱・はり等の
耐久性・強度の低下、汚泥に含まれる雑菌やカビ等の発生による健康被害などに
つながりやすく、早期の対策が重要です。」
・・・ということから、浸水被害を受けた住宅の注意ポイントがまとめられています。
九州地域でも先進的なビルダーは高断熱高気密住宅を推進し強く支持されている。
ひとつのガイドラインとして、あるいは万が一のための「情報の備え」として
一般のみなさん、住宅関係者のみなさんに活用されればと思います。
なお、弊社「ReplanWEBマガジン」でも北総研に取材した災害対応記事を
アップしておりますので、あわせてご覧いただければと思います。
https://www.replan.ne.jp/articles/6489/

北海道では新型コロナ禍感染者状況に小康がみられ、
ようやく住宅関係でも各種の情報交流の動きが徐々に起動しつつあります。
北海道の住宅施策についての諮問会議なども日程が提示されてきています。
会議に向けてのテーマ整理なども行われてきて
先般書いたような「常識・世論」を盛り上げていく場が確保されていくと思います。
通常の世界、常識豊かな「判断力」が涵養されていくことはきわめて貴重。
人間同士の「分断・断片化」というのがこのコロナウィルスの最大の悪業。
ソーシャルディスタンスなどに十分留意しながら、
よりよい「住環境」を人間社会として再構築していくためにも、
この新型コロナ禍をも乗り越えていきたいものだと考えます。
災害はやむことなく人間社会を繰り返し襲ってきますが、
それとの戦い方を整備し、知恵をもって克服していけるのも人間社会。
洪水や疫病、その複合といった危機が今回襲ってきていますが、
衆知を集めていきたいと強く思わされますね。

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