写真は最近の「テレワーク」需要で自宅にデスク+椅子の用意がなくて
ニトリに大人気商品、デスク(ザッキー)5,083円ナリを購入に行ったけれど
「売り切れ」ということでやむなく購入を諦めた知人が
座卓の脚部にファンシーケースでかさ上げしてデスクとした様子の写真。
なんか「座布団1枚!」って言いたいアイデア(笑)ですが、
(あ、座布団じゃなくファンシーケース1個か。でもチョット足下狭い?・・・)
ことほどさように急に盛り上がった「テレワーク」によるにわか需要が
ニトリ繁盛現象を呼び起こしているとされていますね。
最近「ニトリ繁盛」の理由、という分析をしている方もいて、
ニトリはテレワーク家具、新生活需要等で繁盛しているとのこと。
ちなみに件の在庫切れの人気商品はこちらです。
まさに機能そのまま、無装飾という商品で
テレワークの「作業平面」確保、ほかはとりあえず不用、
というユーザー需要にはまさに「ハマり」。
これがダントツ一番人気というのをよく見ておく必要がある。
従業員さんがあまりの来店客の多さに悲鳴を上げてSNSに書き込んだりと
話題を提供しているニトリさんですが、売上げ「異常」(笑)かどうか不明ですが
最近の発表では対前年比2%アップほどと。
外出自粛と営業時間短縮もあり、実質的にはもっとブームではあるのでしょう。
来場者数と個別商品売上げの推移比較があれば、動向がより明確になって
幅広いユーザーの現状ニーズがもっとわかるでしょうが・・・。
わたしも今次事態で数回買い物に行ったけれど、
3密を避ける行動抑制のなかでも、ニーズが高まっている様子が見られた。
で、昨日も久しぶりに見たテレビのニュース情報コーナーでは、
学校休校で自宅で過ごすことの多かった女子中学生がきょうからの
学校再開で「家での暮らしがここちよすぎたので、学校生活が心配」と
正直な不安を語っていました。
逆にとらえると、今回の新型コロナ禍で「Stay Home」を余儀なくされた日本人は
「House Keep」のいごこちにすっかり目覚めた可能性も高い。
一般的にHouse Keepは「家事」と言われますが、まさに家の事。
家で過ごすことについて、そのいごこち改善気運の盛り上がりと考えたい。
っていうか、住宅企業にしてみるとそこに注目し活用する必要がある。
当面はニトリの在宅勤務用・機能性家具的人気でしょうが、
そこで目覚めたユーザーが「家のいごこち」のどんな側面を発見していくのか
あるいは企業側はどのような「提案活動」が効果を発揮するのか。
失われることが確実な毀損GDP200兆円市場はどう「復元」していくか、
最大の想像力と創意工夫が試されることになると思われます。さて・・・。
Posted on 6月 1st, 2020 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅マーケティング, 日本社会・文化研究
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