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小沢一郎の立候補

どういう経過なのか、
よくわからない部分があるけれど、
小沢一郎が、民主党代表に立候補した。
菅直人、という男の考え方がどこらあたりにあるのか、
よく見えないけれど、
お金の問題で、ずいぶん叩かれている小沢が
このように立候補するというのは、
相当の考えがあってのことなのだと思う。
それが、単に先のダブル辞任からの菅直人への意趣からなのか、
それとも、それ以降の菅直人の政治運営への危機感からなのか、
どちらともまだ言い切れない。

せっかくの鳩山と小沢のダブル辞任で
民主党に追い風が起こったのに、
それをすべて帳消しにしてしまった菅直人の消費税発言。
向こう6年間は、ねじれた状態に日本の政治を追い込んでしまった、
その責任は、きわめて大きい。
そうではあるけれど、だからといって
お金の問題で、スキャンダルを執拗に追求されているかれが、
正面から、そういう問題を突破しようと考えるのは
かなりの覚悟を感じさせる。

ここは有権者の側も、よく考えるべき所だと思う。
日本の現状にとって、なにが「もっとも大切なのか」という点。
いうまでもなく、日本と世界の現状を見たら、
非常時であることは明白だと思う。
今日の世界の情勢の中で、日本は強いリーダーシップを必要としている。
経済の問題も、結局は強い市場へのメッセージが
権力の側から感じられない、という要因が大きい。
中国のような開発独裁型の権力でもない限り
世界中の民主主義国家は、こういった事態への対応がむずかしい。
そのような情勢の中で、日本が今、切りうるメッセージカードとしては
小沢一郎というカードは、確かにもっとも強いカードにはなりうる。
権力というのは、結局中心人物の個性が色濃く出るものなのだと思う。
まぁ、確かに小沢になったからといって、
それだけでなにごとかの進展や変化があり得るのか、
明確ではないけれど、
ひとつひとつの政策に、強い意志が見えてくる可能性は高い。

検察がなんども立件しようとしたけれど、
叶わなかったような問題程度で、
こういうカードを使用不能にすることは、
日本にとって、国家にとって、
どこまでの意味があるのか、わたしにはわかりません。
ただ、そういう不条理は克服すべき問題として
どのように対処していく考えなのか、
そのあたりも、確かに注目すべき点ではあると思う。
9月14日まで、経済や市場はこの結果を待たねばならないのかも知れませんね。

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