さて今週水曜日には引っ越し作業を控えて、
屋内の方の造作変更はおおむね終わり、一部設備の設置が残るのみ。
「動き続けている仕事」まるごとの移転引っ越しという
超難関が目前に迫ってきております(ため息)。
なんですが、まぁこちらの方は問題発生時のバックアッパー役。
なんとか無事に、引っ越しにともなう事故がないことを祈るのみ。
で、屋内工事が終わってすぐに「外部工事」が行われた。
当建築は補強コンクリートブロック一部木造の混構造ですが、
屋根部分は一部を除いては木造で架けられている。
混構造らしく最上階は2×4木造なので、大部分は自由度が高い。
しかし、一部ブロック造の2階部分のみの陸屋根があり、
そこはこれまで溶融したコンパウンドでアスファルトルーフィングを貼り付ける
アスファルト防水仕上げだったのです。
これ自体の耐久性はまったく問題がなかったのですが、
その陸屋根から「樋」を室内に貫通させており、
樋の塩ビパイプとコンクリート屋根の継ぎ目部位の防水はコーキング頼り。
案の定、原因不明のごく少量のしずくが塩ビパイプを伝ってきていた。
・・・という問題があり、それを根本的に改良するべく
今回、アスファルト防水から樹脂や加硫ゴムを主成分としたシートを貼りつける
シート防水工法に変更することにしました。
まことに屋根工事の変遷は北国建築の集約、歴史そのものともいえる。
施工では完全にフラットな屋根として、やや軒を出して水を落とす。
その下地としてコンパネなどでしっかり水平面を確保して
その上でシートを張り上げるという工法です。
この工事が終わってからは、幸か不幸かまだ雨が降っていない。
一抹の不安を持ちながら、雨の日には注視したいと思っています。
で、本日から2日間で木造屋根部分の半分程度で
板金の張り替え工事を行います。
水勾配だけの屋根については、下地構造のチェックと板金の張り替え。
一方、傾斜屋根部分は無落雪タイプに面材を更新します。
こちらもこれまで落雪に注意が必要でしたので、
そういった心配を解決するためにスノーストッパータイプに変更。
さらに終盤ということで、あるアクロバチックな「イベント」も明日予定(笑)。
追い込みですが、無事に仕上がらせるべく万全を期したい(キリッ)。
Posted on 4月 23rd, 2018 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅マーケティング, 住宅性能・設備
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