女性建築家、というくくりで
一回、イベントを立ててみたかった。
ユーザーと建築家、双方でどんな感じになるものか、知りたかった部分。
ただし、女性であろうが男性であろうが、
「建築」を建てる、計画する、という行為は同じ。
さらに個性という部分でも、
さて、どういう違いがあるのか、線引きはまぁ、ない。
ただし、こういうふうに「女性だけ」という限定にすると、
ユーザーさんとの関わり合いとかで違いがあるかどうか、
まぁ、そんなような未知の領域を開く感じで開催。
やはり「女性」というように謳ったので、
参加された方は、女性単独参加という方が多かったです。
とはいえ、ご家庭の主婦、という方が多く、
女性だけの単独世帯、というケースはありませんでした。
実例の間取りプランで盛り上がったのは、
「夫婦別寝室」プランについての話し合いの下り(笑)。
45歳くらいを前後して、ユーザーからのリクエストで
夫婦別寝室プランが増える、という声も出て
大いに盛り上がった次第です。
とくにご主人の定年退職後、いつも一緒に時間を過ごす、
というような生活になってくると、
夫婦とはいえ、お互いの生活様式にズレがあって、
そういう意味では、プライバシーを確保する意識は高まるようです。
というようなあたりから、
いかにも発表者・参加者とも女性の多いイベントらしく
井戸端懐疑的な雰囲気(笑)が盛り上がって参りまして、
司会を務めていたわたしのコントロールは効かない状況に。
自然に家づくりについての話し合いに随時突入。
お互いに、言いたいことの本音がどんどん飛び出して、
まことに隠し立てのない「井戸端会議」の観、であります。
そうか、女性同士の最大のメリットは、
この、なんでも話し合える部分なのかなぁ、と思い至った次第。
普段であれば、コーディネーターとして、
なにくれとわたしどものような橋渡し役が取り持ったりするのですが、
そういうのはまったく不用になってきますね。
あちこちで話の輪ができて、
個別相談という雰囲気ではなく、
みんなで家について本音トークを炸裂させている感じでしょうか。
まぁ、こういうあたりが、最高の女性パワー。
初めて取り組んだのですが、
こういう雰囲気が実現できて、たいへん面白かったです(笑)。
参加したみなさんも、思いっきり話が出来た感じで
みなさん充実感のある笑顔。
これからも面白い展開のありそうなイベントでした。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び
Posted on 5月 25th, 2009 by replanmin
Filed under: リプラン&事業
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