さて宮崎のビルダー、アイホームさんの事例からの続き。
写真右はさりげないエントランスの様子です。
また、右側は外部の「塀」代わりの木材の様子。
こういう「外構計画」に対して、一般のビルダー住宅ではなかなか
こだわりや、印象の統一ができないケースが多いですよね。
施主さんとの関係に置いて、住宅建物本体の建築費用の打ち合わせに
いっぱいいっぱいになってしまって、
建物の「雰囲気」を一番左右しかねない、こういう部分に
ほとんど自社のイメージを残すことができないでいる
というケースが多いと思います。
たまにいい外構計画がされているなぁ、と思える場合でも
「それは施主さんが良かったんだよ」と、あなた任せが多い。
結構こういう部分、あとから見ると
あたらしいお客さんへのアピールという部分では大きいものがあると思います。
家を考えている人は、無意識にいろいろな住宅を
気にしながら見ている。
そのときに印象を持つのは、こういう部分が醸し出す
「その家の雰囲気」というもの。
結局、実物の持つ圧倒的な展示効果が影響力、大きいので
自社の家づくりポリシーを新しいユーザーに伝えるためには
このあたりが重要だと思います。
このアイホームさんでは、エントランスの敷石の素材とか
塀に使用する木材とか、いろいろに研究しています。
とくに、塀に使っている素材は
銅イオンを木材繊維内部に充填させて
外部に使用しても耐候性や防蟻性などの性能の極めて高い素材を使用。
シロアリ被害をほぼ防御できる素材の
実物展示効果を果たしているといえます。
ユーザーに対して言葉だけでアピールしても
なかなか理解してくれないけれど、こういうふうに
実物を見させておくと、説明を後にしたときに
「そうなんですか!」という説得力が倍増します。
まぁ、実際には自社の得意部分、
建築本体にいかに予算をまわせるか、ということが
ビルダーさんの本能的なところだとは思いますが、
一歩、見方を大きくすると
ユーザー目線が見えてくるものだと思います。
実際、売れているビルダーさんって、
けっこう例外なく、こういう部分もいい家を作っている感じが
するものなんですよね。 いかがでしょう?
Posted on 6月 21st, 2006 by replanmin
Filed under: 住宅取材&ウラ話
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