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中国の内政状況

中国という国の共産党支配のメカニズムというものは
これまであまり報道されてこなかったと思います。
毛沢東・周恩来の時代の五人組とか、
文化大革命とか、ああいった時代には
それなりにメカニズムがかいま見えた時代があったと思いますが、
鄧小平の時代で、ほぼ安定を得て
その後の、現代に繋がってくる政権交代には
たとえば江沢民から、胡錦涛政権へというような変化の
内部要因はよく見えない部分で来たと思います。
そう思っていたら、突然、「太子党」と「共産主義青年団(共青団)」
というような共産党内部の党派構造が情報として出てきた。
日本の共産党でも、指導者の交代には
一気に世代を飛ばして、中心軸を決めて
その周辺でのバランス調整というような人事を感じるけれど、
中国共産党でも、そのような手法が行われているようだ。
けれども、「太子党」というような呼称が存在すること自体、
いかにも中国的腐敗の源泉のような響きを感じる。
文化大革命期を経て、その時点で権力階級を構成していた
共産党と軍の上層部が、「安定団結」を最優先させたのでしょう。
なによりも人脈コネを最優先する構造を固定化させた。
それに対して、共青団というのは、
伝統的な「科挙」を経てエリートに仲間入りできるという
テクノラートの語感、響きを感じる。
いずれにせよ、こういった「上層階級」内部での話し合いとか、談合などで、
国家運営が図られてきた、というようなことではないかと思われる。

現在の世界情勢では、
中国は国家独占資本主義そのものであり、
複雑にゆれ動く政治と経済の状況の中で、
比較的に「機動的に」対応可能な政治権力構造である、という側面がある。
内需を起こす、というここのところの世界経済への対応策でも
そもそも土地がすべて国家のものであるということを
武器にした大胆な政策を打ち出すことが可能。
そういった状況だったのではないかと思います。
さて、そういうなかで、内政的な大テーマであった、
胡錦涛後継者が、習近平という人物で固まった、ということがニュースで流れた。
こういう内政問題があって、はじめて尖閣諸島問題も
理解できるカギが見えてくるのかも知れない。
日本にとっては、大きな影響を受けざるを得ない
アメリカと並んでの、大きな関係のある国の内政メカニズムであり、
メディアは、もっと突っ込んだ取材をして欲しいと思う。
これだけ、世界にとって大きな経済的存在になってきたのに、
依然として、「独裁国家」である、という国なんですね。
そういう存在と、あるときは仲良くしたり、言うべきことはハッキリ言ったり、
やっていかなければならない。
であるならば、その国の政治決定メカニズムを
もっと、正しく認識しなければならないだろうと思います。

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