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【DNAの不思議なナゾ 人は「縁」を生きる?】


北海道は日本の他地域からたくさんの「移民」が集まって成立した。
「核家族先進地域」と評した人がいたけれど、
初期北海道に、「仏壇を背負って来た」ような家は多くはなかったのでしょう。
大多数は「一旗揚げて郷里に帰る」というメンタルで北海道に来ていた。
祖父は出身地(広島県福山市郊外)と北海道で「分骨」して眠り、
父親がはじめて北海道だけに「骨を埋めた」。
わたしは北海道ネイティブの第2世代。
ただ、北海道人というのはそういった出自を背負っているので
自ずから、北海道以前のルーツについて関心を持つのかも知れない。
あるいは逆に無関心を強く通そうとするのかも知れない。

写真は家族旅行で訪れた「瀬戸内海」の様子と高速道路図。
道路図は淡路島から徳島上陸後、高松自動車道・津田の松原PAで撮影。
このPAの先には「さぬき三木」というICがある。
瀬戸内海を挟んで播州平野には「三木」というICもある。
姫路周辺には三木家ゆかりの古民家などが集中している。
家系伝承では、尾道近辺、福山や四国の愛媛県地域、讃岐地域などに縁があり
瀬戸内海地域で遠くは「河野水軍」の一翼として活動していたと。
そして1440年代に播州の飾磨という湊地域に根拠地を持つに至り
地域の「赤松氏」との縁を深めていったという。・・・
で、行って始めてわかったのが、このPAが「津田」の名を冠していたこと。
なんとカミさんの旧姓は「津田」なのです。
「三木のとなりに津田かよ」と家族で大笑いした(笑)。う〜む偶然か・・・。
DNAの古層でなにか沸き立ってくるように「縁」がざわつく感じ。
こういう「縁が身近」という雰囲気は、北海道では強くは感じない。
祖父や父が住んでいた、自分がそこで産まれたという土地に対しても
格段の「ゆかり」を強く感じたりはしない。
むしろ「通り過ぎてきた場所」という感覚に近い。
これは、個人的には「湿度」が大きく関係しているような気がしている。
北海道地域は基本的に「ドライ」であって、空気に重量感がない。
縁のある土地でも、基本的に空気流動性が良くて、
どんよりと定置的な重量感が希薄なのだと思ったりする。
一方で瀬戸内臨海地域では、海を渡る風も湿潤で、いかにも感情がこもる。
そういった空気感の中で、感受する事物に感じ方の陰影が濃くなる。

いずれにせよ、数度家族旅行で訪れたけれど、
カミさんもこの空気感には自然に浸れるような感覚を共有している。
DNAのどこかの部分が、いろいろな「刺激」を全身で受け止めて、
まったく意識下で反応を見せているのかも知れない。
人間はそういうDNAの意識下の気分に導かれる部分があるのではないか。
未知な謎めいた「気配」に素直に従いそうな自分がいます。
あ、これは別に「GoTo」キャンペーン協賛記事ではありません(笑)。

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