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土器による煮炊き

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さて、本日は岩手県水沢市で講演を予定しています。
札幌からは武部建設・専務さんもフライトしてきて合流予定。
なんですが、わたしはきのう、秋田に来て仕事の会合一件。
ということで、今現在は秋田市におります。
ここんとこ、めまぐるしく移動しているので、日の感覚と場所の感覚が
どうも不明になって参りました。
きのうは歴史好きな方とすっかり意気投合しておりましたので
話はあちこちと飛び回っておりまして(笑)
で、本日は土器の煮炊き研究であります。
写真は、どっかの展示で見たイラストなんですが、
底が三角になっていて、安定の良くない土器ってよく見ますね。
あれって、どうやって使うんだろうか、
って、ちょっと考えればすぐに推定は付くのですが、
あんまりわかんなかったんです(笑)。
で、この写真を見て納得。
なんですが、描き方はどうもあいまいで、描いたひとも半分わかっていなそうです。
こういう円錐状の底面を持つタイプの土器は
どうも、かまどに乗っけて煮炊きしたようだと思います。
かまどに穴を開けておけば、ちょうどピッタリとはまるようになる。
それで、下から火を焚いてやればいいのでしょうね。
土器の発見って、
けっこう新しい発見だったようで、
人類の食生活が飛躍的に豊かになっていったものなのだそうです。
こういう煮炊き道具ができたことで、いろいろな食材を食べることが可能になった。
北海道の歴史で言えば、こういう土器の時代があって
その後のアイヌの時代になると
煮炊き道具は、ヤマト民族との交易の結果得られる「鉄鍋」になって
その結果、住宅から「かまど」が姿を消したのですね。
そういう意味では、どうも退化したような印象を受けます。
鉄鍋だと、いろりにそのまま自在鉤で火にあぶれるので
わざわざ、面倒な思いをしてまでかまどを造作する必要がなかったのでしょうね。
どうもさすがにやや疲れ気味のようです。
もう少しでいったん札幌に帰れるので、頑張ります。
どうも内容の薄いブログで申し訳ありません(笑)。
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