本文へジャンプ

外観プロポーション

7783.jpg
おとといから東北に出張に来ていまして、
仙台で用件を済ませたあと、
きのうは朝一番で、八戸まで北上いたしました。
で、久しぶりに東北地域での住宅取材であります。
八戸、十和田、三沢といったこの地域、
名称は、一応三八上北というのだそうですが、
まぁ、天気予報上の言い方で、一般の人は使わない言い方。
「南部地域」といった方が、まだわかりいいけれど、
それだと、津軽に対しての言い方なので、
全国的には通りがいいとは言えない。
気候的には、省エネの地域区分で2地域でして、
北海道と大差ない冷涼な気候の地域です。
以前も、ブログで書きましたが、江戸時代、たびたび大きな飢饉に見舞われた地域。
いわゆる米作中心の経済思想的にはまことに厳しい条件の土地。
冬の寒さは半端ではなく、
わたしのような北海道の多雪地帯出身者からすると、
その季節風の厳しさに、震え上がるような想いを持ちます。
この地域で、いわば地域一番店的なデザイン住宅ビルダーと言われるのが、
ジェイホームさん。
設計の瀬川さんは、長年リプランでも掲載してきた住宅の設計者として
その感覚が一級品と思える方です。
きのうは久しぶりにお会いして、
すっかり住宅談義に花が咲いて、楽しい取材ができました。
写真は、八戸のジェイホームさんのモデルハウス。
手前側が南面であり、そちらに面した三角屋根の壁面をポイントにデザインしています。
タテと、ヨコの寸法の納まり具合、
屋根で区切られた三角と長方形のバランス。
さらに窓と壁面の分量の配置間隔などなど、
いろいろ、そのコンセプトと考え方をじっくり聞いてみました。
これはなかなか、楽しく奥の深い世界であります。
建物というかなり長い時間、そこに存在し続けるものは
その「見た目」を徹底的に考えなければならない。
人間は基本的には生物的生存が優先するけれど、
しかし、現実的には情緒的判断で毎日を過ごしている。
そういう情緒の部分で、「なにも考えていない」建物では、
そのような人生の時間を過ごすことになってしまう。
デザインは、まことに奥が深く、始原的なテーマでありますね。
ふむふむ・・・。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び

コメントを投稿

「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」

You must be logged in to post a comment.