昨日から土日で「建築家セミナー・相談会」です。
それと2ヶ月近く続いている懸案の最終進行もあって、
なかなか気ぜわしい状況が続いております。
なんですが、本日は早朝からお散歩で、
最近、よく行っている「北海道神宮」周辺の散歩であります。
この神宮前の公園地帯は、
明治の初年に、政府の「お雇い外国人」の都市計画家たちによって、
日本的な庭園公園ではなく、
欧米スタイルの自然公園として整備されたものです。
以来、140年近くが経過して、植樹された緑も堂々とした景観を魅せていて、
札幌市民の、自慢していいすばらしい公共資産になっていると思います。
やはり時を経て熟成した緑地環境はすばらしい。
まぁ、もともとの円山自然林がベースにあったものと思われますが、
随所に並木道など、植樹された痕跡も見られて、
こういう昔の人たちの計画性に守られて、
わたしたちの現在に恩恵がもたらされていると実感できます。
写真は、そんな森の中でも、
わたしが一番好きな木であります。
公園平坦地から、やや神宮の高台に至る途中にある樹木で、
樹種はカシワ。
樹齢が230年超、という木です。
近くにある北海道神宮の末社の御神木のようなんです。
札幌の自然林は、こういう広葉樹と、針葉樹の混淆林ですが、
やはり葉肉のつやつやした広葉樹は夏場はみごとです。
ひときわ豪快な枝振りで、たくましい、北海道を感じさせる。
もう30年以上も前からときどき見に来ては、
なんとも元気をくれる木なんですね。
まぁ、そういう木だから御神木になったのでしょうか?
さぁ、今日も元気出してやるぞ、という気分になれる。
この木のほかにも、円山自然林一体、
実にみごとな森林になっていて、
天気が良くてもやや涼しいくらいの木陰が連続しております。
休日の早朝散歩、トクした気分になれますね。
北のくらしデザインセンター
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Posted on 8月 23rd, 2009 by replanmin
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