さてきょうも建築建材展からのご紹介。
温暖地では、夏の日射遮蔽対策が省エネの観点から考えても
大きな部分を占めるのは間違いがない。
建物の側では、屋根面の日射取得・高温化というのが問題。
それに対して、断熱は寒冷地よりも薄くてもいい、
というおかしな考えになっているので、小屋裏の熱気はすさまじく、
そういう暖気がずっと抜けないので、むしろ輻射的に夜間、室内温度を上昇させる。
厚めに断熱して、室内の空気の抜けを
きちんと立面的に考えて行く必要があると思うのですが、
絶対、そういうようには考えていかれません。
そういう建物の側の問題が解決しなければならないと思います。
そういう意味では、本体的な問題解決ではないけれど、
一方ではエコロジーブームに乗って、屋根面緑化は花盛り。
断熱的に考えても、土はすぐれた断熱素材なので、
期待できるし、芝の屋根は自然そのものの素材なので目に優しく、
四季それぞれで表情を変えていくという意味で、
飽きの来ない、優れた屋根材だと思います。
まぁ、コスト面の問題が解決されれば、普及は促進されるのでしょうが
どうなのでしょうか? 太陽光発電などには国からの補助金が
ふたたび考えられているようですが、
こっちの屋上緑化にはあまり政策的なバックアップはないようです。
屋上緑化のほうは、あまり産業育成につながらない
むしろ、太陽光発電の方が大企業もビジネステーマとして取り組みやすい、
っていうような事情が関わっているようにも思われます。
大いに普及が進んで欲しいものと思います。
さて、本日から2日間
札幌のアルファコートドーム(旧・産業共振会場)で、
建材店・キムラさんの展示会が開かれていまして、
その会場の片隅で、ミニセミナーをすることになっています。
テーマはこのブログタイトルそのまんまですが、
最近のパワーポイントデータで、どっちかというと
北海道の建築家デザインの紹介が大きいものを考えています。
会場では、わが社発行の雑誌も販売予定ですので、
ぜひお立ち寄り、お買い求めくださいますよう、お願いいたします(笑)。
そういえば、エコ住宅Q1.0が、最近、よくWEB注文をいただきます。
建築士、という雑誌で取り上げていただいたようで、
そうした影響のようです。
そのほかでも、関東地域で口コミが行き渡りつつあるようで、
いまはプロユースが中心のようですが、
北海道発の住宅技術、ぜひ広がっていって欲しいものと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び
Posted on 3月 11th, 2009 by replanmin
Filed under: 住宅性能・設備
コメントを投稿
「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」
You must be logged in to post a comment.