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【8-9世紀北関東豪族居宅の「氷室」跡】

北関東栃木県市貝町から出土した8-9世紀の「豪族居宅」。 時空遙かな「取材」であるのですが、興味が深く沈殿しております。 わたしは、住宅を「取材する」ということを仕事にするようになってから、 生活ぶりとかに対する感受性を […]

【宇都宮駅前の古建築・旧篠原家住宅】

やはり歴史のある街というのは、あなどれない。 いつなんどきどこでも、パカッとその深遠な切り口が迫ってくる。 先日、栃木県市貝町での遺跡発掘調査発表会で 大きなインパクトを受けていたのですが、 この機会に、前から気になって […]

【シンプルな力感 柱梁軸組構造の迫力】

よく木造住宅を依頼した建て主さんで、 基礎から構造軸組が立ち上がっていく過程で感動する人が多い。 で、その後、その軸組が面材の貼り込みなどで 壁や天井として仕上げられていくにしたがって、興奮が静まってしまい、 なにか、が […]

【江戸期1777年・水戸城工事金額44両余】

水戸宇都宮鍋吉様御代三丸大火にて正月                      御飛脚被下置」 安永六 酉年正月二十七日より御普請相始申候 同年七月十日迄相勤申候 御隠居篤軒様御 普請御世話被遊候 御居間御台所大破風に出 […]

【8−9世紀・奈良平安期 関東豪族居館跡】

昨日のブログですこし触れた北関東・栃木県の「寺平遺跡」の様子。 石器時代から縄文、古墳時代、さらに奈良平安期、 さらに室町期までの「豪族」の居住施設痕跡が相次いでいる遺跡。 そのなかでもこの遺構は興味をそそられました。 […]

【幕末1817年・岩手北上の武家住宅】

時代と住宅のイメージ相関、やってみると楽しい。 この家はきちんと「棟札」がある武家住宅で、「文化14年」。 西暦では1817年に相当する建物です。 1811年には、ロシアの軍艦艦長ヴァーシリー・ゴローニンさんが、 国後島 […]

【大空間土間の意味 江戸期「大胆煎」農家】

ここのところ、古民家の年代素性の順番に記述しております。 こうやって年代的に古民家をあきらかにすると、 その時代背景、歴史事実とも照合ができて、社会のありように ある直感力が働いてくる部分があると思います。 中央権力中心 […]

【室町期 竪穴から土壁への移行期の民家】

さて本日も、古民家特集であります。 今回の特集では、時系列的に東北古民家の流れを跡づけてみています。 この建物は、北上市鬼柳町で発掘された約650年前の建物の復元。 今現在は、北上の「民俗村」に展示されている。 地面を掘 […]

【岩手県北上 平安中期・復元古民家】

さて先日は青森県六戸の古民家を観ましたが、 きょうは、岩手県北上の遺跡からの復元古民家です。紹介文は以下。 〜平安時代の「竪穴住居」 地面を掘りくぼめて床を作り、柱を建て屋根を掛ける竪穴住居は、 東日本では平安時代終わり […]

【青森県六戸 寒冷地古民家・苫米地家住宅】

古民家を見学するのは、その地域の暮らし方を知るチャンス。 先日も日本最古の古民家住居を見学しましたが、 温暖地域では古民家的な性能要件でもまだ「住む」ことは可能だと思われる。 冬をなんとか「耐えれば」暮らせるのかなぁと思 […]