家って、やっぱり一番の機能は「やさしさ」のような気がする。
端的なのは、家の目的が子育ての場になっているということ。
人間が自分だけの「巣」を持ちたいと考えるのは、
たぶん、こどもが生まれその健やかな成長の場として考えるからでしょう。
今号の「表紙会議」はほぼ異論が出ずに決まった。
この女の子の後ろ姿がものすごくパワーを持っていた(笑)。
一心にか、やや考えながらか、黒板に向かってなにかを描き込んでいる。
一体何を書くんだろうという自然で微笑ましい疑問が見る側に沸き上がる。
こどもがこの家でどんなことを感じているんだろうかと、
親としての目線も自然に持って、この後ろ姿には強く惹かれる。
それと「黒板壁面とチョーク」って、最近のなにかのトレンドのようです。
きっと多くの人の心情の中に、こういった温もりへの希求がある。
黒板の質感、その肌に返ってくるざらつき感と
チョークが持っている固さとやわらかさ、そのはかなげな手ざわり、
繰り返し書いても消せるメディアとしての機能性、
さらに家族の手ざわりが、その描線や文字から常に感じられる、など。
そこでの描写や伝達、コミュニケーションが今の時代の家族と印象が重なる。
住宅雑誌だからこそ、こういう取材を通して
人々のこころのありか、今という時代を生きる人間の底意を感じるのですね。
【特集】 リノベーションのホント
リノベーションでは、
断熱や耐震性能、減築・増築、キッチン・洗面など
性能・構造・部位・デザインによる優先順位のつけ方で、
プランと総コストは大きく変わります。
選択肢が多い分、暮らしの理想をかなえる自由度はありますが、
家づくりの希望が多くなりすぎて迷ってしまうことも。
そんなときは、何を優先したらよいのかを明確にすることで、
より一層、家づくりとその後の暮らしの満足度は高くなります。
リノベーションのコストバランスをはじめとしたプランニングによって、
満足度を高めた好例から見えてくる「リノベーションのホント」を、
みなさんの家づくりの参考にしてみませんか?
Contents
●巻頭特集/リノベーションのホント
●特集連動企画/リノベーションの基礎知識
●エリア特集 旭川で建てるなら、ココ! 2018
●連載 Q1.0住宅デザイン論 〈新住協 代表理事・鎌田 紀彦〉
●連載 いごこちの科学 NEXTハウス12 〈東京大学准教授・前 真之〉
●新築ルポー住まいのカタチー
●北の建築家 「ときわの家」 鈴木 理
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12月14日~21日までにご購入された方には郵送で28日までに配送。
Replan北海道・2018年冬春号・A4版
本体価格463円(税込:500円)
Posted on 12月 14th, 2017 by 三木 奎吾
Filed under: リプラン&事業, 住宅マーケティング
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