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【北海道建築作品発表会2017より-VOL1】

日本建築学会北海道支部では、伝統行事として初冬のこの時期、 「北海道建築作品発表会」を開き続けてきている。 今回でなんと37回まで数えてきているということ。 こうした催事は、全国の日本建築学会各支部でも例がなく、 その活 […]

【東京世田谷「南面大開口」パッシブな古民家】

きのう「台所」を取り上げた二子玉川の民家園、古民家です。 晩秋の陽射しの中、陽光をたっぷりと受ける南面大開口のたたずまい。 大きな茅葺き屋根が軒を作って、適度の日射制御を作りだし、 室内で実現されている「いごこちのよさ」 […]

【構造素地が教えてくれる仕事のプライド】

写真はことし訪問してきた古民家の中でも ひときわひしひしと臨場感を感じていた播州福崎の「三木家住宅」の様子。 遠い縁戚とおぼしき家系の住宅でしたが、 おかげさまで福崎の町の公的管理になっている建物です。 まぁ、勝手に縁が […]

【ハレとケ 消えゆくニッポンの住空間意識】

伝統的なニッポンの家、民家を見るというのは、 そこで暮らしてきた先人の「空間意識」を感受することだと思います。 空間を作らせ規定したものは先人が持った倫理観や生活観であることは自明。 そこから現代の住宅づくりにひるがえっ […]

【根曲がり材架構による荒々しい構造美】

写真はきのうの続きの姫路林田・三木家住宅です。 先日ご紹介した福崎三木家と同様の大庄屋住宅で、塀に囲まれた広大な屋敷。 千石規模の農業生産物集積機能を持っていて 米などの検見を行う広大な空間が屋敷地を占めています。 この […]

【江戸期大庄屋住宅建築の「防火対策」発見】

写真は先週日曜日に見学していた姫路林田の方の「三木家住宅」です。 こっちの家も、先日来ご紹介している「福崎・三木家住宅」と同様に わが家の伝承にかかわっている家系のようなのであります。 で、見ていて驚いたというか、見たこ […]

【規格大量生産が駆逐した「高級住宅」個性的金具】

現代では住宅の「様式」は自由度が高まって、 用とデザインは一致していてシンプルであることが一般的。 いまは普通のこういうことは、しかし昔から一般的であったワケではない。 江戸期までの住宅というのは、身分制社会の制約から自 […]

【縁側・中間領域デザインと高断熱高気密】

北海道の住宅で、いちばん渇望させられるのが、 写真のような「中間的領域」であります。 この写真のような「縁側空間」は日本文化の基本ではと思うのですが、 内側とも、外側ともいいがたい空間性を持っています。 空気としては外で […]

【いごこち以上に権力が求めた「安全保障」住宅性能】

きのうご紹介した兵庫県福崎の「三木家住宅」続報です。 たっぷりと「取材」したので、いろいろなテーマが見えていました。 ふだんの住宅取材では気付かないような側面についても気付きが得られた。 それはたぶん、他人とは思えない建 […]

【兵庫県福崎「三木家住宅」を多角的?徹底取材】

いまわたしは関西に深く潜行しておりまして、あと数日はこちら。 さすがに日曜日はご迷惑になるので、いろいろ仕事活動はできませんでした。 で、かねて念願であった表題の古民家・三木家住宅を探訪していました。 この福崎の三木家さ […]