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北方領土問題、決着の可能性

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ここのところ、どうもロシアとの間での交渉が進展しているようだ。
安倍さんの訪問で、プーチンさんの側から、
「面積等分」というような解決策が示されたという。
この方式は、ロシアが中国やほかの国との領土交渉でも使った手のようで、
ロシア側の交渉への本気度が見えてきた感じがします。
北方領土問題が進展するとすれば、プーチン政権の間しか考えられそうもない
という状況からすると、
どうも、これは大きな進展があり得る、と思われます。
ロシアにとって見れば、日中や日韓、日朝の関係が揺れている現在が
もっとも戦略的に日本と取引するチャンスとも思えるのでしょうか。
一方でアメリカのシェールガス革命もにらんで
サハリン沖の天然ガスの安定的な購入先として苦境にある
日本の電力企業の動向というターゲットもあることでしょう。
領土のような問題は、たぶん、こうした世界全体のパワーバランスの変化しか、
起動力になるものはないと思えます。
さて、これを受ける日本側政権の強度ですが、
やや安定的と言える状況にはありますが、
領土問題の解決という大きな決断まで下せる状況にあるのかどうか、
揺り返しがどのくらいの大きさになるのか、
その政権基盤の安定は、民主党の自己破産と円安誘導が大きく
まだ、本格的に自民党政権に高い求心力が復活したのかどうか、
安倍さん自身もまだ、つかみかねているのではないかというところ。
ただ、この北方領土問題の解決が、どこまで
政権浮揚効果があるかどうか、
いま、必死に世論動向調査を行っているに違いありません。
推定ですが、たぶん、自民党政権は踏み切ってくる可能性が高い。
さて、もしそうなったら・・・。

いわゆる「地元」になる北海道経済界ですが、
これは、まったく準備はないと思います。
漁業資源としては、これら領土は歴史的にも有用な存在であった。
高田屋嘉平による海路活用などが想起されます。
もしこれらの北方領土が日本、北海道に復帰するとすれば、
当面は、道東地域が観光や日本企業による可能性視察などで活性化するだろう。
また、同時にスタートすると思われるサハリン沖の天然ガスからの
北海道へ(か、どうか)のパイプライン、その上陸地域での施設建設、その稼働
そのことがエネルギー企業に与えるインパクトなど、
早急に検討して、どのように活かしていくべきか、
チーム北海道として可能性を探っていかなければならないと思います。
沖縄が帰って来たときとは違って、
彼の地には、ほとんど日本人が居ないし、
また、領土としてどのように活用すべきか、
その基本的調査活動や活用法検討など、基礎的な活動が待ったなしで求められる。
そしてより大きくは対ロシアの友好関係をどのように構築すべきか、
日本人は明治、あるいは江戸末期から今日まで、
対ロシアにおいて、仮想敵以外の想像力を持った経験がほとんどない。
ただ、日中・日韓関係が微妙なときこそ、
日本にとっても対ロシア関係は重要なものになる可能性はある。
そうしたことも、北海道は主体的に果たさなければならないのではないか。
また、北方領土への「移民」ということも
将来的には検討課題になっていくとすれば、
建築需要・住宅需要は、近視眼的にもあり得る。
やっぱりムネオさんの出番ということになっていくのでしょうか(笑)。
まぁ、今後、具体的に見据えていかなければならないテーマになりそうだと思います。

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