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ツツジ満開〜投稿ご紹介

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いろいろとストレスの多き、21世紀の今日ですが、
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
日々、あくせくと仕事の厳しさに追われ、つい心にぽっかり空洞も空いてまいります。
そんな虚ろさを、庭の花木は巡る季節とともに慰めてくれますね。
写真はわが社、オフィスの外部通路に面した花壇、
とまではいえないけれど、お花の植え込みです。大好きなツツジです。
ちょうど昨年も、このツツジを写した写真があったので、左右に並べてみました。
まぁ、開き具合、すこし違いがあるようですね。
花の芽の付きようも、微妙に違ってくる。
同じように見えて、やはり生きていくことは変化していくこと、って、
教えてくれるようなあでやかさです。
さて、読者の方から、なんとも長文なコメントをいただきました。
バンドルネームmechaoyajiさんからの投稿です。
あまりにも内容が面白く、興味深いものでしたので、
本文コーナーで以下、大筋を掲載いたします。
 「芝置屋根」についてコメントさせていただきます。
 以前勤務していた研究開発組織のバイオチームが「植栽ブロック」なるものを開発しました。これは30cmX30cmX5cm程の空間の多い(雷おこしの様な)コンクリートブロックの空隙に、芝の種と土と肥料を乾燥した状態で充填したものです。これを砂地や軟弱路盤に施工し、散水することで、自動車が駐車出来る路面強度の芝生が作れることになります。
 実際に研究所の庭に100枚ほどの「植栽ブロック」を敷き詰め散水すると初年度は綺麗な芝生になりました。しかし冬季間は芝が枯れ、春になってそこに飛んできた雑草の種が芝より早く成長するため、3年目には雑草が芝より優勢となり、5年目には雑草にタンポポやアザミも加わり、本項の「芝置屋根」同様、手付かずの野生の状態になりました。こうしたことを考えると、「芝置屋根」は非常に環境負荷の少ない構造体であり、芝は雑草が生えるための準備植物として立派に役目を果たしたのではないでしょうか。
 日本の家屋も、材料や気候風土から「木」「竹」「萱」「藁」「土」「漆喰」で造られ「風通し」を考慮して間取りされていました。暑い夏、昼は野良仕事、夜は蚊帳を吊って寝ていました。寒い冬は綿入れ半纏を着て終日炉辺に寄り集い、湯たんぽを抱いて藁布団で寝ていました。燃料は里山で採れた薪炭で賄っていました。
 現在のように高気密高断熱の住宅で屋内全体を冷暖房することはエネルギーの無駄遣いに思えてなりません。夏に蚊帳を吊って家族で寝ていたのと同様に、冬は部屋にテントを張って家族で寝れば、必要最小限の高気密高断熱空間となります。(私の経験では、独りでも充分暖かいものです)
 私の生活波長に合った記事が多くありました。機会を見て私のリフォームも投稿させていただきます。「発行人」の方の御健康と本項の継続をお願いいたします。
というご意見。
たいへんありがとうございました。
本当におっしゃられる通り、と手を打ちました。
あえて、付け加えさせていただけば、こうした考え方を実践し、
エネルギー負荷の低減を実現させ、なおかつ現代生活の利便性と調和させるためには、
高断熱高気密の住宅性能が、
不可欠な要素ではないか、というのが、当方の考えという点。
環境への負荷を低減させていくためにも、
住宅それ自体の性能を向上させる、という技術はもっと普及すべきです。
断熱にしろ、気密にしろ、それ自体の環境負荷は、
たいへん小さいものであり、
たとえばグラスウールは再生ガラスを原料とする割合が高い、
というように、エコロジカルな工業製品です。そして、
それによって得られるメリットは計り知れないものがあると思います。
そうしたしっかりしたボックスがあって、
そこに自然エネルギーを活用する技術を導入する、
というのが、目指すべき方向ではないかと思っています。
歴史時間を戻すことは出来ない、前に向かって解決するしかないのではないでしょうか。
みなさん、いかがお考えですか?

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