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角館 河畔の桜を楽しむ家

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GW前に取材した角館の家の様子です。
地元の仲野谷工務所さんの専務さんの自宅。
立地的には、桜の東北の3大名所として知られる角館の河畔に建っています。
ちょうど河畔の桜がスタートする場所にあたり、
観光コースからはややはずれていますので、
花見シーズンには、ごったがえす角館の中で、
エアポケットのような空間。
ちょうど桜並木は、この家の北側になります。
河畔の土手上に桜並木は連続しているので、
建物は、いくつかのレベル差を考えながら、構成されています。
で、もっとも、楽しめる位置にあるのが、この外の居間、ともいえる
デッキテラスからの眺望。
居間からは、テラスドアですぐに出られ、広さも5〜6坪ほどなので、
多人数が集まっても十分な広さになっています。
ことしはGW寸前の時期でも、ごらんのような2分咲きの状況でしたが、
ここから、春爛漫の風情を楽しめるなんて、最高ですね。
自然と親しむ、自然を取り込む、というような志向性の
家の造られよう、というのが北海道と比較すれば
東北では、やや少なく感じるんですが、
この家に来て、魅力的な自然とのふれあいが目的的に作られていて、
プランニングのわかりやすさに感銘を受けました。
しかし、一方で仲野谷工務所さんは、高性能住宅造りの実績も豊かなビルダーさん。
この家でも、外張り断熱を基本としながら、
「付加断熱」として、軸間にグラスウールを充填して高い性能を実現しています。
外張り断熱でも、現在以上の高性能を考えれば
必然的にこの方向になるので、充填断熱を基本としながら
外張り断熱材を「付加断熱」する工法と、ほとんど同じような壁の構成になってきます。
プラン的にも、南面からの日射取得を意図した家づくりで、
省エネルギーの方向性・志向性も明確。
性能と、ライフデザイン、双方への配慮・工夫の感じられる家です。
やっぱり、寒冷地での家づくり、
この両面から、よい家、という概念は考えられるべきだと思います。

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