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秋田弁の圧倒的魅力

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先日、秋田でカラオケをやっていたとき、
圧倒されたのが、秋田弁バージョンの「大きな古時計」。
いやぁ、この説得力って、すごい。
秋田って、札幌といろいろ似ている部分があって、
冬の気候で似た雰囲気があるとか、女性の肌の色が白く感じるとか、
雪への感覚の部分で、おなじ日本海岸性寒冷地ということで、
親近感を持つのですが、
決定的に違うのが、言葉。
まぁ、北海道にも方言はあるけれど、どちらかといえば単語レベルで
まとまったイントネーションとしては基本的に共通語だと思います。
まぁ、多少はあるんですけれど、
北海道の人間はたとえば東京でも、それほど違和感なくしゃべる。
ところが、秋田のコテコテ言葉になってくると、
地元のみなさんは、そのままでは東京ではしゃべれないのだそうですね。
秋田美人として知られた女性作家、矢田津世子の書かれた文章を
読んだことがありますが、少女期に東京に移住して
言葉で、強烈なカルチャーギャップと劣等感を抱いたという記述がありました。
このあたりは、北海道の人間にはちょっとわからない部分。
北海道人は、むしろ「恥ずかしい」という感覚もなく、
そのまま、「なして、おかしいのさ? いいべさぁ」などと、方言を使いまくる感じ。
そういういい意味の(?)デリカシーのなさを持っています。
そこへいくと、やはり秋田のみなさんには恥じらいという奥行きがある。
でもまぁ、ディープに話してきて、酒でも回ってくると
「$%#”(’%$###あ?」みたいに、わかんなくなってきますよね。
まぁ、そういう席では、もう適当に相づちを打っておくくらいしか手がない。
そうすると、なぜかどんどんお酒をつがれる(笑)。
しょがない、って、飲んで二日酔いに悩まされる、というのがパターン(泣)。
というような秋田弁ですが、
なんとか、くだんのCDをインターネットの検索で発見いたしまして、
って、わたしはよくiTunesで、購入するのですが、
どうも、レコード会社によって、いまだに販売許可していないのですね。
しかたなく、CDを通販で購入し、先日到着しました。
で、たまに聞いているのですが、こりゃぁ、歌えるようになるのは至難ですね。
秋田弁のイントネーションから理解しなければならないので、
さて、どれほど、時間がかかるものやら、不明です。
歌手は伊藤秀志さんというのですね。
いろいろ、有名曲の秋田弁バージョンなので、メロディはわかるけれど、
節回しや、文節の切り方、つなぎ方、
ほぇ〜、という感じの難しさ。
スウェーデンあたりのひとが、シチリア訛りのイタリアの歌を覚える以上の大変さ、かなぁ。
先日も機会があったので、カラオケ、一度チャレンジはしたのですが、
あえなく、ボロ負け、という感じで討ち死にでした。
でも、まぁ、あせらず、がんばってマスター、できないまでも、
すこしは秋田弁の雰囲気の、さわりくらいまでは近づきたいと念願しています。
聞かされる方、勘弁してくださいね(笑)。ではでは。

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