わが社の建て方続編です。
写真は主に2階の建て方の様子。
構造材を接合金物に沿って、現場作業としては組み上げる工程。
梁などは一定の重量になるので、クレーンなどを使って持ち上げ
落とし込んでいきます。
ツーバイフォーの建て方って、まず1階床が枠組みされ、
つづいて1階壁、2階床という手順で
枠組みされていきます。そのプロセスで
つねにプラットホームが形成され、作業の安全性やしやすさが
配慮されていますが、そうしたいい面は
こういう在来工法の現場でも考え方が取り入れられています。
左上の写真のように、すばやく2階床が張られて作業の合理性が高い。
周辺への迷惑にならないように
足場の外側にぐるっと現場養生ネットが張られます。
ここでは隣家との距離もたっぷりありますが、
最近は狭小敷地での建築も多いんですね。
こういう配慮は、必須になってきています。
写真左下のように、あらかた屋根まで仕上がるまで
この現場で約3日程度でした。
この構造の基本の「建て方」工程は
天候に左右されずにするためには、一気に仕上げた方が得策。
屋根まで仕上げて、仮の雨仕舞いとして屋根をブルーシートで覆ってしまえば
どんな天気になっても、なかの作業には工程的に影響が出ません。
全体の建築コストのなかで、人件費などの部分での不確定要素を
最小限に食い止めるためにも、こうした「工程管理」は必須。
ちなみにわが社の建築の場合、
工事着手が5月1日で、かっきり3ヶ月で、7月29日引き渡しを受けました。
コストを抑えるためには、しっかりした工期の厳守がポイント。
こんな具合に進行できたので、支払い方法まで含めて
一切の無駄を押さえられたのです。
請け負ってくれた建築会社の締め・支払いも考えて
先にこちらが支払ってから、建築会社から下職各社への支払いが
発生するように、無駄な金利負担もないようにしたわけです。
そこまで徹底するためには、絶対にこの「工程管理」がキモ。
これから建築を考える施主さんも、また建築会社の方にも
こうしたポイント、しっかりわきまえて望まれることが、大切だと思います。
建築に関わるすべての人が、この工程の合理化で
利益を得ることが可能なんですね。
さて、かなり形も明瞭になってきたところですね、わが社の建物。
次回以降、屋根造作に進んでいきます。<つづく>
Posted on 2月 11th, 2006 by replanmin
Filed under: 住宅性能・設備
コメントを投稿
「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」
You must be logged in to post a comment.