一昨日の土曜日は、市の下水道局から発注された
わが家敷地内下水枡周辺地盤面の沈下修復工事が行われました。
2枚め写真のような地盤面の沈降がみられていた。
写真の下水枡にはわが家側からの下水管が引き込まれ、そこから市道側にある
公共下水管へのパイプが接合部分で破断していて、
その結果、接合部分から漏水し、長期にわたって地盤を沈降させたのです。
ということで、札幌市下水道局に連絡して市の下水道修復工事として、
わが家敷地に敷設されている下水枡の交換、管の復旧の公共工事。
なお、わが家敷地駐車場部分と隣接する歩道部分は
市の許可を受けてロードヒーティングも敷設してあるので、
その一時撤去〜工事〜復元作業についてもあわせて施工された。
まぁ知識としては社会システムはわかっているのですが、
その運用実態についての知見はなかった。
目の前でこういう実況を見ながら「取材」できるというのも得がたい経験。
たまたまこういう地盤沈下が起こったことで現代の住宅生活の機能性を
下支えしている公共的メカニズムについて端的に知ることが出来た。
事前に打合せが10日ほど前にあって、詳細調査と工事内容の確認が行われ、
工事作業当日の周辺道路の「通行制限」処置などの概要も承った。
工事数日前にはわが家にも工事と、それにともなう通行制限についても
チラシが配布されていました。
で、土曜日2日、朝からものものしい工事車両の数々の集中。
わが家駐車場からは2台のクルマを、契約してあるほかの駐車場に移動。
市道部分の該当箇所路盤面の掘削、掘り返し。
わが家敷地のロードヒーティング路盤面撤去、温水パイピングの処理の検討。
(これは、切断せずに一時移動などで対応可能となりました)
わが家路盤面のロードヒーティング金物メッシュの撤去〜掘削工事。
わが家敷地の公設下水枡連結のわが家側からの下水パイプの切断。
(これで約1時間ほどトイレ使用できず)
下水枡の撤去、基底部の石版プレート敷き込み〜新設下水枡の設置据え付け。
この間、市道側地中で公共下水本管との連結部分の撤去〜新設、
さらにわが家敷地内公共枡との連結作業も同時並行進行。
下水枡とわが家側、本管側パイプの連結、漏水などのチェック作業。
確認後、工事部分の埋め戻し作業。一定量の土砂落とし込み後、
機械での「天圧・ならし」で地中地盤の整地作業。その繰り返し。
そしてシートを敷き込んだ上でその上に
ロードヒーティングパイプ保守用のメッシュ再生敷き込み。
砂を上に敷き込んだ後、表面材の煉瓦を修復敷き込み。
一部、地盤沈下部分については、煉瓦が変形を受けたりしているので、
新規の煉瓦に交換の上、敷き込み。
新設のわが家敷地内公共枡周辺の煉瓦の切り込み作業。
そして仕上げに砂を撒いて、煉瓦の空隙部にきれいに埋め込みしていました。
わたしは午後イチから伊達まで出掛けたので、カミさんと娘が工事記録も撮影。
大量の「取材写真」ストックがありますが、
必要に応じて、整理整頓して保管しておきたいと思います。
公共工事をじっくりウォッチするというのは初めての経験でしたが、
さすがに工程にムダがないし、進行段取りは理に適っている。
とくに通常の民間工事をそれこそ毎日見続けている身として、
近代国家が実現した「公共事業」というものの社会システム的ありようを
いろいろに考えさせられた次第です。
工事関係のみなさん、終了時には居られなかったので、このブログ記録で
感謝の意を表したいと思います。ご苦労様でした。
Posted on 6月 4th, 2018 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅マーケティング, 住宅取材&ウラ話
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