さて、2日間、風邪でほとんど寝て過ごしておりましたが、
ようやく体調が好転しましたので、
本日からは、さっそく仙台出張など、がんばりたいと思います。
ブログでも、アリバイ投稿ばかりでしたが、
本日から少しは中身も入れていきます(笑)。
で、しばらくぶりに政治ネタであります。
第2次世界大戦後70年という節目での動きが内外で広がってきた。
今月末には安倍首相が訪米するに当たって、
「日米同盟」を基軸にする日本の立場が世界にアピールされるのだろう。
その他、TPPについての成果が謳われるのかも知れない。
そういうなかで、米国のピュー・リサーチ・センターは、
日米それぞれの国民1000人ずつが対象の調査結果を7日公表した。
わたしが興味を持ったのは以下の3点でした。
・日米国民の相互信頼感は強い
この調査では、米国人の68%は日本は信頼できると回答し、
日本と親密であることを好むとの回答は83%に達した。
一方、日本人回答者の75%が、米国は信頼できると回答した。
・米国人・日本人ともに中国への信頼度は低い
中国を信頼できるとする回答は米国人の30%に過ぎず、
韓国については信頼できるとの回答は49%だった。
日本人の回答者で中国を信頼できると回答したのは
7%に過ぎず、韓国については21%だった。
・原爆投下については見方異なる
1945年の原爆投下は正当化されるかとの質問に、
正当化されると回答したのは、米国人回答者の56%、
日本人の回答者は14%だった。
戦時の行為について日本が謝罪していると思うかとの質問には、
米国人回答者の37%が謝罪していると回答し、29%がしていないと回答、
その他24%は謝罪の必要はないと答えた。
日本人回答者では、日本が十分謝罪していると回答したのは48%、
していないとの回答は28%、謝罪の必要はないとの回答は15%だった。
日米間では、3番目の項目が一番センシティブなのでしょう。
アメリカからすれば、真珠湾攻撃を決して許せないという思いがあり
同時に日本人も、原爆投下は許せないという心情がある。
しかし、そういう部分を超えて1番目の安定した関係がある。
それに対して、2番目の項目が、今日の世界情勢の中でも
特異な東アジア3カ国関係を表徴しているのでしょう。
日本にとっては、アメリカとの関係が最重要であるのに対して
ひたすら日本を攻撃し続けている中韓という構図。
日本の安倍政権は、この戦後70年という節目に当たって
まずは、アメリカとの安定した関係の再構築を誇示し、
その上で中韓と向き合って行こうという戦略なのだと思います。
これから安倍訪米での日米関係のアピールがどのようになっていくか、
それへの中韓の反発がどのようになっていくか、
東アジア情勢は、緊張に向かうのか、安定に向かうのか
目が離せなくなってくる局面だと思っています。
Posted on 4月 9th, 2015 by 三木 奎吾
Filed under: 状況・政治への発言
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