土曜日の夜に札幌に帰還して、1日体力を涵養いたしました。
やはり年齢を重ねてくると、無理は利かなくなってくる。
仕事でも、やはり目的は集中して取り組む必要が出てきますね。
量は追求しにくくなってくる。
その分、質を高める必要があるけれど、
そうはいっても凡人の身には困難であります。
ただ、アイデアや工夫といった部分では、役に立てられるかも知れない。
そんなふうに考えて、毎日ブログを書いているのですが、
そうすると、知的好奇心を活性化させねばならないプレッシャーになるので、
結果として、仕事にも結びついているように思います。
先日、ほんのすこし時間があったので
国立科学博物館を見学してきました。
ホントは台北の故宮博物館展示を見たいと思ったのですが、
上野に行ってみたら雨にもかかわらず長蛇の列で
そこまでしなくてもいいや、まぁ白菜に似せた陶器だし(笑)
っていうメチャクチャな行動原理が働いてキャンセル
その代替として、お隣の国立科学博物館・日本館を見た次第。
ななんですが、これが思わぬほどの大正解でした。
最後は時間が全然足りなくなってしまった(笑)。
ほんの2時間ほどだったのですが、たいへん目の覚める思いがたくさん。
そのなかでも、イヤホン越しに語りかけられる言葉のなかに
「日本人5億人」というフレーズが出てくる。
なんのことだろうと思ったのですが、想像のとおり
これまで、この日本列島に定住したと推定される人間、
われわれの種であるホモサピエンスの「累積人口」ということだそうです。
統計学的な知見を総合しての概数で、およそ5〜6億人。
そうすると、現在の日本の人口が1.2億強ですから、
いかに現代、今が占める意味合いが大きいのかが理解出来る。
現代は人口爆発の頂点にあるのだということがわかる知見。
逆に言えば、過去というのはそこから現代に至るプロセスであった、
ということが具体的にイメージできる。
わたしの家系伝承では、かなり1000年くらいは遡れるのですが
そういった家系からどれくらいの親族が、いまいるかと考えても
面白い感覚が得られます。
こうした見方を得られただけでも行った甲斐があった。
いまを大事に、大切に生きていかなければなりませんね。
Posted on 7月 7th, 2014 by 三木 奎吾
Filed under: 日本社会・文化研究
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