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【禅道をあゆむ僧堂・木魚 永平寺-14】

永平寺は禅の道場なので、僧堂と呼ばれる堂社がその中枢。 参観すると時間によっては僧侶さんたちの座禅の様子が見られたりする。 よく見る様子であって、自然にこちら側も身がシャンとさせられる。 ところが永平寺のなかでも目を抜い […]

【建築を結ぶ回廊空間 永平寺-13】

宗祖・道元さんの人物伝的把握から精進料理の発祥までみてきました。 日本人の中で永平寺というイメージは大きく強い影響をもたらしてきた。 禅寺としての「修行の場」ということから多くの僧が そこで暮らし、学ぶという印象が強い。 […]

【食べる行為の禅的心得 永平寺-12】

道元さんの「食事論」の続きであります。 こういうテーマで仏法のこころを語りかけられると腑に落ちる。 写真は永平寺でふるまわれるという朝食と道元さんの「典座教訓」。 <食べる・篇> 【五観の偈】 食べる前に唱える5つの偈文 […]

【精進料理・食をつくる心得 永平寺-11】

写真は永平寺の庫院にある「大すりこぎ」。 ごま豆腐が肉食を禁じる僧侶のための貴重なタンパク源。 そのありがたさがこのすりこぎに込められているように思われます。 「精進料理」というのは、寺と民人の相互作用の中で育まれてきた […]

【禅と食「料理も修業」 永平寺-10】

わたしが永平寺に、というか道元さんの禅宗に惹かれたのは、 かれが料理を宗教的な意味合いから非常に重視して 料理も修業であるという概念を吹き込んでくれたことが大きい。 わたしは男子が優勢な遺伝子の家系のものですが、 6人兄 […]

【禅修行寺院の中枢「法堂」 永平寺-9】

曹洞宗の寺院として能登の總持寺と移転先の横浜鶴見の總持寺の両方を見た。 とくに鶴見は首都圏出張時の定宿町なのでときどき参観しております。 しかしさすがに永平寺は一度しか参観機会はない。 知名度的には非常に高いけれど、福井 […]

【感染症と床面の関係「基壇式・仏殿」 永平寺-8】

永平寺は禅宗の道場建築。中核建築はこの仏殿と法堂になる。 仏堂は山門から見上げる位置にあり、さらに奥の上にある法堂との中間に位置。 ここに永平寺の本尊・釈迦牟尼仏、弥勒菩薩、阿弥陀仏という3仏が集合。 釈迦牟尼はこの世に […]

【宗教建築と唐破風・木工芸 永平寺-7】

写真は永平寺の開山者である道元の廟堂と言われる「承陽殿」と「承陽門」。 とくに門の方はその意匠性で特徴的とされている。 建築年は昭和5年と100年に満たない年代ですが、受け継がれてきた 永平寺大工の伝統とその発展形が継承 […]

【山門・道元さん禅修行の掟書 永平寺-6】

開祖・道元さんは鎌倉幕府から建長寺の開山者に擬せられて 一時期鎌倉に半年逗留したりして幕府側からアプローチをされたけれど、 結局それを辞退して永平寺に戻ってきている。 京都近在の幕府御家人・波多野氏にとってこのことはどう […]

【日本画「格子天井額装」の空間美 永平寺-5】

さて永平寺参観でいちばんはじめに見学できるのが「傘松閣」です。 広大な156畳敷きの大広間で天井に格子組が施されて額縁で区切られた部位に それぞれ日本画の名品がビッシリと飾られているのです。 まるで西洋のステンドグラスの […]