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【馬との共生・曲がり家 in関東/日本人のいい家㉖-4】

写真上は常陸の分棟の土間にある「馬屋」。 馬と日本史というテーマはきわめてオモシロいのだけれど、 それは置いといて(笑)、馬と農家住宅、建築スタイル編であります。 農家の耕作地が拡大するにつれて、農耕馬の需要は増加したの […]

【17世紀末民家・キッチン水回り/日本人のいい家㉖-3】

太田家住宅の旧所在地は茨城県笠間市付近。創建は17世紀末期とのこと。 300年以上、350年くらいの築年の住宅。 こういった古民家を取材していると「流し」の位置が興味深い。 というのは、同時期には「座って」流しに向かうス […]

【分棟の屋根接合部・室内雨樋/日本人のいい家㉖-2】

常陸の旧太田家住宅その2です。 分棟形式についてはきのうも書いたのですが、写真のように2つの建物が接合している。 外観では手前側の寄棟に奥の寄棟建物がくっついている。 屋根は傾斜屋根なので谷が形成されるため、接合部分は雨 […]

【常陸の農家土間空間/日本人のいい家㉖-1】

きのう、先行的に「高札」について書いた常陸の旧太田家住宅の土間空間です。 この建物は「分棟」形式という南方由来と目される、いわば用途別の棟が 個別に存在して、その用途にあわせて人間生活の方が移動する そういったスタイルが […]

【メディア革命・最後の高札「五榜の掲示」】

古民家シリーズ「日本人のいい家」その26軒目、常陸旧太田家住宅です。 創建は1600年代後期までさかのぼる古民家とのこと。築300年以上。 ・・・なんですが、きょうはこの家に遺されていた江戸時代最後期の 「高札」遺物につ […]

【なんか最近、山並みがクッキリきれいかなぁ】

春近しの今日この頃の札幌市内でありますが、 コロナ禍から散歩に健康法を求める人は多いようです。 ときどき同年代の方(だいたい60代以上)と話すとみな異口同音。 昔とは違ってイマドキの高齢者はWEBにも親和していると同時に […]

【眠っていたロードヒーティング「一気融雪」活用】

3月5日に札幌市によるわが家周辺住宅地域除排雪の実施以降、 札幌地方は順調に好天が続いていて、主要道路路面からも積雪が消えてきた。 しかし住宅地域道路などでは固い岩盤状の氷雪が残っている。 例年だと、除排雪があってもまた […]

【天井気積と暖房火力/日本人のいい家㉕-5】

日本の民家では天井を張るのは、歴史的にはまだ数百年なのだという。 基本的には家というのは、外界との間を結界する、 内部空間を生み出すことがその機縁なのでしょう。 そのために柱を立て地盤面を仕切り、屋根を掛けることが人間社 […]

【武家応接・身分制のムダ空間/日本人のいい家㉕-4】

江戸時代というのは身分性社会を選択していた。 その意味合いを考えると軍事的・政治的安定を保全するために 江戸時代スタート時点での権力関係を固定化して まずなによりも国内平和を実現させること、というのが積極的理由だっただろ […]

【寺子屋まであるムラ共同体空間/日本人のいい家㉕-3】

昨日は震災のメモリアルだったので連載中断。 ふたたび信州佐久の古民家取材・探究記事であります。 この家は庄屋を交代制で務めていたという存在なのですが、 江戸期の庄屋、その住宅というのは公的な性格を持っている。 その地域の […]