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ブルーシートの素材としての可能性?

先日の青森県での住宅取材の現場より。
青森県内の建築家グループ・A&Aマネジメントの住宅事例だったのですが、
青森県の建築家らしく、
断熱や気密といった住宅性能にもきちんと配慮していますよ、
というアピールの意味も込めて、
建築施工途中の断熱施工の現場を確認しようというシーン。
気密層がきちんと連続しており、
丹精な施工の様子が確認できました。
ビニールを使って、きちんと気密化され、
断熱材がきちんと隙間なく施工されている様子は、美しい。
ほんとうに言葉からのイメージでの誤解が大きいと思うのですが、
よく関東以南の建築関係者から、「息苦しい」というような
それこそ即物的な反応が、気密施工に対しては
誤解と偏見に満ちた言い方を聞くことがあります。
そうでないとすれば、まったくの無関心、というスタイル。
どちらも困ったものなんですが・・・。

なんですが、そういうことは置いておいて
このブルーシートであります。
美しくない日本の風景を語るときに
不粋の典型のように、この人工生成物は代名詞として語られる。
建築関係の中でも、素材としての配慮のかけらもないものの
代表選手として語られるヤツであります。
機能性という意味では、さまざまな特性を持っていて重宝されるのに
完成した建築からは絶対に排除されるもの。
でもまぁ、こういう建築プロセスの写真を撮る機会って
ほぼないわけで、そういう意味で、奇遇のようにこうした光景に出くわした次第。

なかなかいいじゃありませんか(笑)。
外光を均一にムラなく室内に導入していて
この均一な色彩で木材への照り返しが、
なかなかに妖しい美しさをたたえている。
木造で、モダンデザインを考えていくとしたら、
こういうルネ・マグリットの絵画のような鮮烈な出会い感も
いいかもしれない・・・。
誰か、うまく使うようになるかなぁ???

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