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活きのいい「たち」

タラの白子のことを北海道では「たち」といいます。
酢醤油でねぎなどを添えて食べると無上にうまい。
ちょうどこんな時期だったかなぁ、こどものころの郷愁に打たれる。

きのうは、岩手県は水沢からの住宅見学ご一行さまの
ガイド役を一日務めておりました。
そのお役ご免の夕食会で、ひさしぶりに口に運んだ一品です。
いいですね、
口の中でナマの海の香が広がって、
濃厚なやさしさがじんわりと広がっていく。
活きの良さが何よりなんですが、
昨日食べられたのは、本当に久しぶりのこどものころの食感そのまま。
水沢のみなさんは、みんな「たらの白子」と呼んでいましたが、
なぜか、北海道では「たち」ですね。
方言なのでしょうか? よく分かりませんが、
やっぱり「北海道らしい」という味わいは、まことに深い。
こういう北海道の旨みは、本州の方たちから言われてみて
はじめて、あぁそうか、他の地域では食べられないのか、
っていうようにびっくりさせられる。
味は、その土地その土地で、いいものがあるけれど、
やっぱり北海道、海のものは格段ですよ。

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