今週からようやく札幌でも散歩を再開。
北海道神宮境内を歩いてきております。
旧知の知人たちとも交流できてきた。
・・・っていうのは、実は人間ではありません(笑)。
そう、写真のエゾリスさんたちや野鳥さんたちであります。
本日登場願ったのは丸々と冬毛、皮下脂肪を溜め込んだ
その姿のままのエゾリスさんであります。
まったく自然のままの姿ではなく、
大体が人間が与えるエサを含めた「環境」に依存して生活している。
人間の側で本来はこういう餌やりは制御しなければならないのですが、
しかし人類はほぼ地上を制圧しているのも事実なので
「かわいい姿をみたい」欲求を抑えられず、エサやりしてしまう。
わたしなどもそういう様子に便乗して写真を撮ったりする・・・。
野生生物たちというのは、環境適応しなければならない。
鳥類でも最近はカラスが生態系で優勢なのではないかと思うのですが、
それは人間の居住領域からの食品ゴミという「地球環境」に
生存環境適合してきた結果なのではないかと思います。
こういうエゾリスたちも、
たぶん純粋な自然環境から生命維持の食品を獲得するのと
こうした人間からの「提供エサ」との比率はたぶん年々後者の方が増える。
最近、見ているとカラスにまでエサを与える人も見掛ける。
こういう点、どう考えたらいいのかなぁとは思い続けています。
自然環境原理主義みたいな考え方も理解はできる。
しかし一方で、人類は地上からたくさんの生物種を消滅もさせてきた。
マンモスハンターの「生きる戦い」が生物種の消滅に繋がった。
適者生存原則からすればやむを得ないとも言える。
そういう結果として現在の生態系があるのであって、
人類の「ふつうに考える」コトの結果が反映されることは仕方がない。
「かわいい存在」との交流を楽しみたい、というのはやめられない。
そういう罪業を感じながらも、かわいい様子には抗えない人類の一員。
春の陽射しが日増しに強まってきて
こういう「半自然」「境界」の世界も活動的になってきていますね。
Posted on 3月 22nd, 2019 by 三木 奎吾
Filed under: 「都市の快適」研究
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